123号

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旅行の話 4

9月24日(土)晴

サンピエトロ聖堂とサンタンジェロ城の日。

朝、猛烈な空腹で目が覚める。
ホテルの朝食は、普段は7時からで土日は7時半から。
しかし、それを知らず7時にフライングして、シニョリーナに苦笑される。
部屋に戻り、水を飲んで空腹に耐え、7時半になった、ほぼその瞬間に突撃。
また生ハムを大量に食べる。
レバ刺などの生肉は食べられないけれど、生ハムは大好きだ。
ところで、このホテルには、我々のような観光客は、あまりいない。
出張で来ているっぽい、イタリア人のおじさんが多い。
スーツ率高しで、どの人もこの人も、ゴッド・ファーザーに見えてしまう。

朝食を終え、ホテルを出て地下鉄に乗り、今日もオッタヴィア駅で降りる。
本日のメインはサンピエトロ聖堂。
入り口に行列ができている。
サンピエトロ広場を囲むベルニーニの彫刻を見上げ、見回しつつ待つ。
『天使と悪魔』のことを、より正確には(かわいい)カメルレンゴのことを考えつつ待つ。
入り口で、まず手荷物のセキュリティチェックを受け、次に服装チェックを受ける。
服装チェックがあることは知っていたので、私は、腕も足も隠れる服装で行った。
(長袖のカーディガン、胸のところが詰まったシャツ、長ズボン、革のスニーカー)
そこまで厳しいチェックではなかったけれど、ノースリーブの女の子は上着をはおったり、ミニスカートの娘は大判のスカーフを腰に巻いたりしていた。
男性の短パンは別に止められておらず、あれを止めるなら、これも止めろよ、と内心で思った。
サンピエトロ聖堂の中に入る。
中は意外にもザワザワしていて、カメラもOKだった。
ミケランジェロの『ピエタ』に人だかりができていた。
列に並んで、私も見た。
意外と小さい。
しかし、生々しい。
白い石が、ところどころ茶色に変色している。
イエス・キリストの死んでる感がすごい。
言葉もなく見た後、「本物に見えてドキッとしたね」とゴロリと言い合った。
聖堂の中も、ベルニーニの彫刻でいっぱい。
衣服の表現がドラマチックだ。
バロックは歪んだ真珠。
高校の芸術は美術選択だったので、これくらいは覚えている。
これくらいしか覚えていないという話も。
カメルレンゴがアレしたアレはどこ?とキョロキョロしながら歩く。
聖ロンジーノの像の足元から、地下遺跡に入った。
地下遺跡で、(おそらく)前の法王の棺を見た。
ここで、聖ペテロを始めとする歴代の法王と一緒にお休みになるのは、こうして(私のような)観光客の目に晒されても、きっと光栄なことなんだろうと思う。
しかし、生きている様子がまだ目に浮かぶ人の棺は、何となく痛々しい。
地下遺跡から外へ出て、キューポラにのぼる。
全部徒歩でのぼるコース(5ユーロ)と、途中までエレベータでのぼるコース(7ユーロ)があって、後者を選択する。
『天使と悪魔』のスイス衛兵、シャルトランみたいな係の人が操作するエレベータで、中庭的なところまでのぼる。
中庭的なところには、トイレ、おみやげ売場、ちょっとした飲食店まであった。
そこからは徒歩。
正直、そこからでも結構きつかった。
全部徒歩の人すごいな、と思いつつのぼる。
狭く急な階段。
壁と床が斜めになっていて、平衡感覚がおかしくなりそうな場所もあった。
円蓋をぐるぐる回りながらのぼるので、目が回る。
カタツムリの内臓になった気分だ。
途中でいったん中に入って、手すりのある、ぐるりのところから、聖堂の中を見下ろす。
場所が場所なので、ムスカの真似はやめておいた。
その後、もう一度階段をのぼって、今度はキューポラの外へ。
サンピエトロ広場を見下ろす。
ここでも、ムスカのセリフが言いたい己を押しとどめる。
キューポラを下りると、聖堂の中に出た。
地下遺跡の入り口とは、また全然別の場所。
ヴァチカン美術館と同じく、ここも迷路だ、と思う。

外へ出て、郵便局で絵はがきを送り、サンピエトロ広場を通って、サンタンジェロ城に向かう。
途中、昼ごはんを食べた。
ここはまあまあ。
日本語のメニューがあるようなところは、それなりなのかと思う。
サラダは大変おいしかった。

サンタンジェロ城は、無料開放の日だった。
サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋を見て、「ここにラングドンが車でバーン!とつけたんだね」「あのテラスにのぼったんだね」などと言い合いながら、中に入る。
とても要塞だった。
16世紀には、教皇が籠城したこともあるらしいけれど、これは、できる。
籠城可能。
日本の城に当てはめれば……どこだろう?
とにかく、山城であることは確か。
武器も、大砲や投石器など、展示されていた。
城内は、全体的にうす暗く、廊下の雰囲気などカリオストロっぽい。
そこからルパンが出てきそうだな、と思いつつ歩く。
(たぶん)17世紀に描かれた壁画はロココ調で、映画『下妻物語』のオープニングを思い出す。
あれの深キョンはもう、びっくりするほどかわいかった。
ところで、『下妻物語』のタイトルを思い出そうとすると、いつもいつも『木更津キャッツアイ』に邪魔される。
城内には、レストランもあり、人が食べているのを見ると、とてもおいしそう。
昼はここにすべきだった、と悔やむ。
ここにも鳩がいっぱいいて、壁のくぼみ一つにつき1羽が根城にしている感じだった。
テヴェレ川を見下ろすテラスには、剣を持った天使が、城の中庭的なところには、鋼鉄の骨がむき出しになった翼の天使がいた。
正確には、像があった。
実にオタク受けしそうな場所だと思い、実際、私も大歓喜。
たぶん、写真はここで一番撮った。
城を出て、サンタンジェロ橋を渡り、川沿いを歩いてポポロ広場へ向かう。
また、テラスから見えていた破棄院の建物の前で、記念撮影もする。
ポポロ広場へ行ったら、周りはブランドものの店でいっぱい。
まるでスペイン広場のようだと思う。
オベリスクを見上げて、地下鉄の駅へ。
改札口に下りるエレベータの前で、数人の少年がたむろしていて、ちょっと恐い感じだったので、彼らが完全に去るまで待つ。
地下鉄に乗ったのが、午後3時半。
ホテルに戻って、午後5時半の夜メニュー開始を待ち、ルームサービスを頼む。
サーロインステーキの薄切り(パンつき)が17ユーロ。
tossedという、マカロニみたいなパスタの、ペコリーノチーズと黒胡椒がけも17ユーロ。
グラスワインが5ユーロ。
デザートも5ユーロ。
本日のデザート(ドルチェと言うべきか)は、パンナコッタにチョコレートソースがかかっていた。
何だかんだで50ユーロくらい。
しかし、おいしい。
悔いなし。
これは、明日もルームサービスにすべきか、と話し合って寝る。

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| | 2011年10月01日(Sat)00:41 [EDIT]


大好き!

おお、ノさんもローマ行ったですね。
奇遇です、あなたも親子が好きだったなんて……。
出たところの郵便局は楽しかったですね、半分以上が法王のグッズ売場で。
どんだけアイドルですか、と思いました。
しかし、翌日入れて何よりです。
あれ、ミニスカートで止められた瞬間に、上衣脱いで腰に巻いて、乳を放り出したまま、
ドヤ顔したらどうなるのかな?と思いました(やりませんが)。

123号 | URL | 2011年10月01日(Sat)06:37 [EDIT]


 

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