123号

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『天使と悪魔』

『天使と悪魔』のDVDを見ています。

天使と悪魔 コレクターズ・エディション [DVD]天使と悪魔 コレクターズ・エディション [DVD]
(2011/02/23)
トム・ハンクス、ユアン・マクレガー 他

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これ。

なぜ『天使と悪魔』を見ているのかというと、月末にローマへ行くからです。
なぜローマに行くかというと、『天使と悪魔』が、親子物件だからです。

映画もすばらしかったけれど、原作の小説もすばらしかった。
原作は、あれは、私はもう父と子のハッピーエンドと、どうしても言い張りたいです。
以下、原作、映画ともにネタばれするのでたたみます。
たたんだ上に、文字の白黒反転もさせます。
未だネタばれに罪悪感をおぼえてしまうほど、いい作品です(親子的に)。


映画の公開当時、興奮していろいろ書いた記事 →「天使と悪魔」
あらすじは、この記事に書いたとおりです。
原作と映画の(親子的な)相違点をあげると、映画では養父子の関係だった前教皇とカメルレンゴですが、原作では実の親子です。

映画だと、
反物質の発見で、神の創造を人為的に再現しうる可能性が出てきた。

カメルレンゴは、科学による冒涜を前教皇に注進、しかし、教皇は忌まわしいはずの発見を喜ぶ。

カメルレンゴには、前教皇=老いた父が軟弱になったと見えて許せず、暗殺する。

イルミナティ

原作では、
反物質の発見で、神の創造を人為的に再現しうる可能性が出てきた。

カメルレンゴは、科学による冒涜を前教皇に注進、しかし、教皇は忌まわしいはずの発見を喜ぶ。

前教皇は、自分は科学に恩義があるとカメルレンゴに言い、自分には子供がいるという秘密を告白する。

カメルレンゴは、師である教皇が神を欺いていたことが許せず、暗殺する。

イルミナティ

実は教皇は純潔だった。子供は、人工授精によって得ていた。

その子が名乗り出たら教会はおしまいだ、と言うカメルレンゴに、上記の真実を知っていた枢機卿が、
「教皇聖下の子供は……あなたなのだよ」

上記の真実を知っていた枢機卿というのは、モルターティ枢機卿(映画のシュトラウス枢機卿)です。
映画では、バッジア枢機卿が生き延びて教皇になりますが、原作では、次の教皇になります。
焼身自殺したカメルレンゴの灰を手ずから集め、それを詰めた壺を、前教皇の棺の中に入れます。
これがつまり、父と子のハッピーエンド。
もしも、ノーベル親子賞が存在するならば、モルターティ枢機卿にさしあげたいです。
以下、引用です。

モルターティの足元に置かれた金の壺には、灰が詰められている。自分で灰を集めて、ここまで持ってきた。「許しを与える機会です」教皇に語りかけ、壺を石棺の遺体の脇へ入れる。「父の息子に対する愛にまさるものはありません」そして、教皇の法衣の下へ壺を押しこんだ。この聖なる墓地が教皇の遺骸のみをおさめる場なのは知っているが、なぜかこうすることがふさわしい気がした。

引用ここまで。
キーボードを叩いていても、胸の高鳴りを抑えられません。
モルターティ枢機卿は、「聖下はあなたを愛していた」とも言ってくれています。
ここでの聖下は前教皇、あなたはカメルレンゴ。
これに対して、カメルレンゴは、「わたくしもです」とか!
「ああ、どれほど愛していたことか!しかし、裏切られた!」とか!
うむ、すばらしい。

ああ、しかし映画の方もすばらしいです。
今、見ています。
旅行のために買ったローマの地図も見ながら。
上手くできているなあ、と感心します。
今、サンタマリア・デッラ・ヴィットリア教会の場面です。
ここもきっと行くんだ。

長い小説を短い時間に収めているので、映画では、原作ほど親子のアレがはっきりと描かれてはいません。
(親子的に)いい鼻を持っていれば、すばらしい物件のにおいを感じ取れる程度。
しかし、カメルレンゴのかわいさでお釣りがきます。
かわいいなあ、ユアン・マクレガー。
パトリック・マッケンナ(映画のカメルレンゴ)は、カルロ・ヴェントレスカ(原作のカメルレンゴ)より、動機にしろ何にしろ短絡的で、はっきり言ってしまうと、そんなに賢くなさそうで、だからこそ一途な感じにグッときます。
例のヘリコプターの場面は、原作だとロバート・ラングトン(主人公。映画ではトム・ハンクス。こちらもかわいく、ユアン・マクレガーと合わせて目の正月です)が同行するところ、映画ではカメルレンゴ一人で、何度見てもやっぱり、カメルレンゴ=父殺しの息子は、これで死んでもいいと実は思っていたんじゃないかと。
かと……!!
(これについては、ゴロリも同意していたので、私の目が親子に眩んでいただけとも思えません)
原作も映画も、どちらもすばらしい(親子的に)。
月末のローマには、原作の文庫本3冊と、映画のDVDと、どちらも携行して、親子を堪能してこようと思います。

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