123号

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「斧とも九太とも」

昨日はお休みだったので、友だちと遊びに行きました。
名駅から名鉄で津島に行って、津島神社にお参りした後、
再び名鉄で名駅に戻って、今度は東山線に乗って、終点の藤が丘まで行きました。
藤が丘でリニモに乗換え。
リニモは初めてです。
先頭車両の一番前に立って、線路を見ていると、
ほんの少しですが、ジェットコースターのようでした(線路のカーブ的な意味で)。
今はゆっくり走ってるけど、あたし本気出したらすごいんだから、みたいな。

リニモを降りて、目指すは愛知陶磁資料館です。
降車駅の名前は、陶磁資料館南。
もう少しひねった名前を……と思いつつ、
一つ手前の長久手にある愛知県立大学は、入り口の芝生に、
ツツジみたいな木で「県大」と大書していたので、この沿線の芸風かもしれません。

あいにくの雨でしたが、目当ての特別企画展は、
ギャラリートークも聞くことができて、とても楽しかったです。

重要文化財の越前焼について、お話を聞いているとき、
その甕は、京都を流れる由良川の、若狭湾へ注ぐ辺りで見つかった甕で、
持ち主は、安寿と厨子王こと『山椒大夫』に出てくる
山椒大夫と同じ由良川水運に働く商人だった
(ということが甕に書かれた文から分かる)
というところで、全然関係ない歌舞伎のことを思い出したり。

なぜなら、学芸員のお姉さんの話の中で、
由良川という(私にとっては)耳慣れない名前の川が、
兵庫の加古川と繋がっている(?)と聞いたから。
加古川といえば、加古川本蔵。
反射的に思い出されるその人は、『仮名手本忠臣蔵』の登場人物です。
加古川に由良川……あれ、由良?
そうか!大星由良助の「由良」って、ここから来てるのか!ユリイカ!
と思いました。
そういえば、桃井「若狭」之助って人も出てきたし、
あの辺の地名から取ってるのか。
あの辺って赤穂藩の周辺です。
ユリイカ!とか言って、常識だったら恥ずかしいと思いつつ。
私は今(というか昨日)気づきましたよ!

『仮名手本忠臣蔵』といえば、戸板康二の『すばらしいセリフ』では、
『仮名手本忠臣蔵』のセリフも、もちろん、いくつも紹介されているんですが、
その中の一つ、「斧とも九太とも」の項で取り上げられている、
中村七三郎の俳句が、とても好きです。

郷右衛門九太夫と春を惜みけり

郷右衛門は原郷右衛門、九太夫は斧九太夫。
ともに『仮名手本忠臣蔵』の登場人物です。
戸板康二の書くところを引用すれば、

「実直そのものの原郷右衛門といつもならんでいるので、
この郷右衛門の役によく出た播磨屋一座の中村七三郎の俳句に、
『郷右衛門九太夫と春を惜みけり』という名作がある。
それは、楽屋で二人の役者が雑談をしているけしきなのだが、
何となく九太夫そのものが、真に憎々しい役でないという感じもある」

この本大好きなのです。

すばらしいセリフ (ちくま文庫)すばらしいセリフ (ちくま文庫)
(1999/12)
戸板 康二

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