123号

Mは松本のM

松本に行ってきました。
というか、いま行って帰ってくるところ。
あいにくの天気ですが、普段、濃尾平野の一隅にへばりついて生きている身としては、特急「しなの」の左右どちらの窓からも連なる山々が見える、それがたとえ裾の方だけでも、おお!となります。
日本アルプスの上に、のしかかるように垂れこめる雲を見ていると、ああ、神様っているかもしれない、と思います。
大きな山々を、更に大きな神様の足が踏んでいる、みたいな。
そんなふうに見えます。
雄大な山の相対的な卑小さから、己の更なる更なる卑小さを思って、わたし卑しいーわたし小さいーとひどく安心します。
(ところで、車窓に見える山々が本当に日本アルプスなのか、自信がなくなってきました)
また、こちらは神様ではなく仏様ですが、杉浦日向子は『百日紅』で、お栄さんが蔭間茶屋に行く話を思い出します。
蔭間の吉弥が見た、山の向こうに仏が現れて、皆がありがたいって拝んでいたら、仏が山を乗り越えて、拝んでいる人も家も踏み潰してスタスタ行ってしまう夢。
帰り道にお栄さんが見た、巨大な仏とその足の裏の幻。
『日出処の天子』にも、そんなのがあったような。

松本駅前に、大王わさび園の支店があったので、わさびワインの赤とわさびチーズを買いました。
チーズはともかく、ワインの方の味は想像できない。
帰って飲むのが楽しみです。
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