123号

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イブイブ

 23日は、『GIANT KILLING』 9巻の発売日!ということで、オラワクワクしています。
 明後日まで生きていようと思った。
 そして、万全の態勢で新刊にのぞむため、今日はジャイキリの既刊を読み返しています。
 特に7巻8巻。
 そこで、何だかもう今更それかよ!と言われそうだけれど気づいたのが、試合シーンにおける歓声の多さ。
 それも、ガンナーズサポーターの「窪田決めたーっ!!!」や、羽田さんの「攻めろよ お前ら!!」などの、モブとしてのセリフじゃなくて、擬音としての歓声。
 具体的に言うと、

ワアアアアアアアアア
とか
オオオオオオオオオオ
とか。
 ↑
ツジトモフォントで読んでください。

 それほどスポーツ漫画を読んでいるわけではないので、断言できないんですが、画面の中に、こんなにワアアだのオオオだの入れてくるマンガは、珍しいんじゃないかと思いますがどうでしょうか教えて詳しい人!

 それにしても、擬音の入るタイミングが良い。
 たとえば、8巻184頁以下。
 夏木のモノローグのあるコマには、歓声も含めて擬音なし、つまり無音。
 モノローグが無くても、この場面で、自分の内面に入ってしまっている夏木がクローズアップされているコマは無音。
 対して、ピッチの様子が比較的ロングで描かれたコマ(8巻184頁4段目)には歓声が入っています。
 また、夏木ではなく、椿や世良の描かれたコマには、走るスピードを表すゴッ、ボールを蹴るドッ。
 186頁2段目の観客が描かれたコマには、「世良 ニアだ!!」といったモブとしてのセリフとともに歓声アアアア。
 ちなみに、私が、この場面で最も好きな擬音は、188頁から189頁にかけての、オオオオオオオオオです。
 190頁191頁にまたがる大ゴマ、このワンプレイのクライマックスであろう夏木のシュートの、何というか、前奏曲?そんな歓声。
 188頁ラストの1コマ、椿とガンナーズのサカモトさんが走る小さなコマのオオオオが、次の189頁を全段縦に貫きながら走るオオオオオに繋がっていく気持ち良さ。
 文字の置き方も含めて、まさに、うねるような歓声という感じがします。

 もう一つ、このマンガでは割とよく使われる手法ですが、シュートを打つ等の決定的なプレイの瞬間、世界が完全に無音になった、その後に来る音の洪水。
 これも好きです。
 190頁191頁で放たれた夏木のシュートが、1枚めくった192頁でバーに当たったときの音。
 これはもう、心理的には大音量です(ガダダンッなのか、ダガダンッなのか、どっちだろう…)。
 夏木のシュートがバーに阻まれて、外れた!?と再び一瞬無音になったところで、ETUサポーターの、ドワアアッと、
「ぐあーーーっ!!!」
「惜しいーーーっ!!」
 これも、コマはそれほど大きくないけれど、音量は最大です。
 世界が無音になる=時間が止まった直後に、音があふれる=奔流のように時間が流れ出す。
 この辺りの緩急のつけ方が、もう、何というか…たまりません。

 実は、これまで、ジャイキリが、監督やクラブのスタッフやサポーターといった、選手以外のサッカー関係者をクローズアップしているところで新しいと言われても、どうもピンと来ない部分があったのですが…。
 試合のシーンで歓声が多く入ることによって、絵やセリフの形で画面上に現れなくても、観客の存在が常に意識される。
 ああ、確かにピッチの外にも目配りされたマンガだ、としみじみ思いました。

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