そしてジャイキリは今回から新たに探訪編。
以下、ネタばれなので追記へ。
探訪編は、大方の予想どおり、藤澤さんが椿のルーツを探し旅でした。
ガンナーズ戦が終わった直後から始まって、137頁2コマ目、ETUの選手で囲み取材を受けているのは…誰かな。
まん中に有里ちゃんのいるブースがあって、多分、奥の左から、赤崎、ドリさん、丹さん、宮野君、クロ。
さっすが僕らの丹さん、取材陣への対応もばっちりだぜ、という夢を見てみる。
ガンナーズは、同じコマ手前の、これも左からシムさん、寺内、ハタ、カタ、ヒラガン…かな?
同じページの3コマ目で、ハタの顔に見切れているのは丹さんですね。
さっすが僕らの丹さん、眉毛と前髪の感じだけでも誰だか分かる。
スーッと低姿勢で囲み取材を抜けようとした椿とぶつかったのは窪田。
わはっ。
椿は藤澤さんに捕まったけど、窪田はトカゲのように素早く逃げたよ。
わはっ。
椿は窪田のことを変わった人だと思ったけど、窪田は椿に親近感を抱いているような気がするよ、何となく。
つまり椿も変わった人。
藤澤桂、襲来。
椿の故郷は、予想以上にド田舎(藤澤さん談)でした。
何県だろうか。
藤澤さんも有里ちゃんも、カジュアルなパンツスタイルの似合う女の人ですね。
今回、初めて藤澤さんをキレイだと感じました。
確かに美人です。
それは、後藤恒生(39歳独身)も、チェックするはずです。
「ヒヒヒ」と笑いながら、後藤さんをからかう有里ちゃんもかわいいなあ。
後藤恒生(39歳独身)とは、兄妹のようです。
有里ちゃんの椿「なんか」呼ばわりに、一瞬ヒドッと思うも、同じ143頁の一番下の段で藤澤さんにインタビューを受けているときの「???」を見たら、あーそれは「なんか」呼ばわりされても仕方ないな、と思いました。
藤澤さんは、多少の不安をおぼえながら、椿の地元へ。
彼女は、世間的には無名の選手である椿に、大器の予感を感じていますが、この部分を読んでいると、15話(コミックスでは2巻に収録)を思い出します。
達海がヴィクトリーとのプレシーズンマッチ中に回想する、キャンプ最終日の夜、誰もいないピッチで1人ボールを蹴る椿を見つけた話。
「10回のうち9回はヘマをするが たった一回……輝かしいプレーですべての人を魅了する」
椿は、そういう選手だと達海は言い、確かに、今回の藤澤さんを見ていると、そのとおりだな、と。
魅せられて椿家。
椿は、顔はお母さん似で性格はお父さん似と判明。
昔からおとなしくてモジモジしていたと言いながら、椿が自慢の息子であることの伝わってくるお母さんが実に良い。
「だだ…大介の父であります…」のお父さんも。
お父さんとお母さんが藤澤さんと話しをしている客間の壁に、息子のユニフォームが飾られてるのもいいなあ。
椿がサッカーを始めたのは小学校の4年生。
今プロになっている20歳の選手がサッカーを始めた年にしては遅いような気がするんですが、どうでしょうか。
小学校時代を自分のサッカーの原点と言った椿の出身小学校は、しかし現在廃校になっている。
藤澤さん愕然。
ビョオオオオと校庭に吹く風の音が寒々しいです。
廃校になったのはいつなんだろう。
「小学校がなくなって」という椿のセリフは、椿の在学中に廃校になったとも、卒業後に廃校になったとも読めます。
また、それがどちらであっても、きっと、椿がサッカーを始めた当初、彼がおそらく普通のゲーム(11人対11人の試合)をする機会のない状況にあったことも想像できる。
先ほども触れた15話で、達海に見つかる前、1人でボールを蹴りながら、まるで遊んでいるように練習していた(または、練習しているように遊んでいた)椿を、それと考え合わせると、来週への期待がムクムクとふくらみます。
これも15話で、達海が椿の話を聞いた相手が、中学校の先生、高校の先生、サテライトのコーチで、小学校時代の指導者が抜けていたことも、今にして思えば意図的なのかもしれません。
それらの先生たちの話によれば、中学や高校の頃にも、練習が終わった後、1人でボールを蹴っていたというのも、気になります。
今週の名言
椿母「ホントあなたさえ良ければいつでもお嫁さんに……」
藤澤さん意外と若いのか?