123号

パリは燃えているか

 今し方、某信金さんに振込の用事があって出かけたのですが、そこの信金さんで、『映像の世紀』のテーマ「パリは燃えているか」が流れていました。
 単にATMで1万円ほどの振込をするだけなのに、あの、ちゃららら~ん、ちゃららちゃんちゃかちゃ~んは、妙に人を緊張させます。げに恐ろしきは加古マジック。本当に、単に振込をするだけなのに、己が大恐慌の余波で取付騒ぎに翻弄されている人であるかのような気分になりました。

 ところで、私は高校の社会科で世界史を選択していたのですが、3年の授業内容は、準備室で先生と一緒に皆でお茶など飲みながら、ひたすらに『映像の世紀』を見る、というものでした。何故か文系世界史選択の人数が、私たちの学年は非常に少なかったのです。
 ゆえに、「パリは燃えているか」を聴くと、高校時代の、主に世界史の先生や授業のことも思い出します。
 準備室の丸い机を囲んで、めいめい一応は問題集や単語帳などを開きつつ、テレビ画面に食い入り、雑談し、部屋の隅では先生に進路の相談をしたり、真面目な質問をしたりする者もいる。お茶を飲み菓子の袋を開け、冬には購買の肉まんが飛びかい、「いい加減にしろ」とさすがに先生に叱られながら、授業が3時間目や4時間目だと、弁当を食べ出す者もいた(私だ)。
 何というか、今思い出してもお前ら受験生だろ、とちょっとドツきたくなるくらい私たちは呑気な高校生でした。もちろん、受験の結果も呑気相応で、でもとても楽しかった。わが人生に一片の悔いなし!と卒業前にはラオウの物まねも流行りました。皆も楽しかったんだろうか。
 「パリは燃えているか」を聴くと、20世紀の初めから己の高校時代まで、昔のいろいろなことを思い出します。





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