123号

『功名が辻』第45回「三成死すとも」

 先週に続いて実況大河。
 しかし、裏の『ジャンクスポーツ』に高橋陽一先生が出られているため、アバンタイトルとOPの間はそちらを見てしまいました。TOYOTAのCMにもご出演の先生です。
 森崎くんが好きでした。南葛の選手以外では早田。ジュニアユース編フランス戦での退場が忘れられません。
 開催国フランスのホームタウンディシジョンに憤る日本選手に、フランスの選手(確かナポレオン)のファウルを取った後の審判が、《われわれ審判はいつでも中立だ》とモノローグで答えていたのも忘れられません。忘れられないと言いつつ、台詞の細かいところはすでにあやふやですが。
 『キャプテン翼』には、この審判も含め、主人公の翼たちの周りにいる大人に、良いキャラクターが多かったなあ、というのが、今になって私が抱く感想です。
 ロベルトや片桐さんの屈折の微妙さは言わずもがな。個人的には、ユースの監督というより、若林くんの専属コーチの印象がいまだに強い見上さんと、東邦学園中等部で、沖縄に出奔した日向くんの復帰を拒んだ北詰監督が印象深いです。
 後は、奥寺さん。それはもう格好良かった。

 さて、前置きが長くなりましたが大河。
 今回は、捕らえられた三成が、大津城の城門にさらされているところから始まります。
 そういえば、前回の感想で、三成がなぜ川の中をじゃぶじゃぶと逃げていたのか分からないと書きましたが、川を下れば自分の領地に早く戻れるからとのこと。なるほど。極限下でも冷静です。
 城門にさらされる三成の前に、次々と現れる東軍諸将。諸将というほど数はいませんでしたが、一番手は、現在作品内最強バカの座を争ううちの1人。福島正則。とりあえず口げんか。2人ともおとなげないのは、やはり昔からの知り合いだからでしょうか。
 続いてやってきたのは、バカその2こと一豊くん。
 ん?隣にいるのは細川忠興ではないですか?
 台詞などから見るに、このシーンは、完全に『関ヶ原』ですね。
 ただし、三成に羽織をかけてやる役目が、黒田長政から一豊くんになっています。
 さらされている三成の様子を、窓からこそこそ覗いているのは、小早川秀秋。これで1~3まで、レースの出場者が全員揃いました。
 《朋友を裏切った!》など、三成に怒鳴られてビックリしています。
 一豊くんに、羽織をかけてもらい、三成は、
《かたじけない》
 『北条時宗』の昔から、《カタジケナイ》は、大河の死にフラグですか?元使の杜世忠さんを思い出します。
 三成の遺言は淀殿へ。
 うろ覚えの聞き取りによれば、要旨は以下のとおり。
 たとえ徳川家康を頼もうとも、豊臣家と秀頼様をお守りなされよ。たとえ、秀頼様は一大名になられても。
 《承った》と一豊くん。忘れちゃうに決まってます!と口にしかけた。普通に。

 ちょっと小奇麗な格好になった三成、家康と対面。家康は三成に気兼ね、というか、後ろめたく思っているような雰囲気ですが、しかし、家康ですから、どこまで信用できたものかと思います。
《さらばじゃ》
 ほら!あっけなく終わらせた!恐ろしい!

 ところ変わって山内家。お帰りなさい、一豊くん!
 一豊くんはお疲れ。おうちの皆さん総出でお出迎え。ここでは、千代以上に、なぜか弟の反応が気になりました。
 一豊くんは、千代の顔を見て、
《よう、生きておったなあ》
 ここで、千代の、ちょっとかすれ気味の《旦那さま…》が良かった。直後の抱きつきシーン以上に、個人的にはグッときました。
 一豊くんのサビシイサビシイ病は、まだ続いているみたいです。
 関ヶ原の惨状。諸行無常。
《此度わしが命拾うたのは、ただただただただ運が良かっただけじゃ》
 此度だけか?とツッコミたい気持ちをグッとこらえて、やっぱり来ると思った、
《お命の持ち帰りこそ、功名の種にございます》
 庭で踊る一豊くん。良いシーンなのですが、踊っているのが一豊くんということで…日ごろの行いって大事です。千代が歌っているのは、いつかの秀吉謹慎中の宴で歌ったのと同じ歌?
 一豊くんが、踊っている途中で、ちょっと止まって涙を拭うのにはグッときました。
 踊りながら、バタッとその場に倒れる一豊くん。この、もう随分とお年のはずなのに、貫禄とはサッパリ無縁で、ちょっとかわいそうなところが一豊くんの魅力です。もう、かわいそうでかわいそうで、お前は何も悪くないんだよ、と言ってあげたくなります。

 再びところ変わって高台寺。ねね様のもとを訪れる千代。
 そして大阪城。
 あ、《お方さま!》の人はアレですね、大昔にお市様について山内家にも来た侍女の人。
 淀殿は、
《会いとうない》

 更にところ変わって再び山内家。
 《ちよーちよー》と、家中をおろおろ探しまくる一豊くん。山内家の人々は、一豊くんのペースに合わせすぎです。
 ここのカメラワーク、以前のアレを思い出しました。えーと…、アレ。千代に、家康と三成どっちにつくの?と聞かれて、くるくる逃げ回る一豊くん。…第何回だったか思い出せません。私の頭こそ一豊くん(バカの意)だ!
 そして大阪城。
 千代が淀殿に三成の遺言を意訳で伝えます。内容も、オリジナルとちょっと変わっているような気がするのですが、気のせいでしょうか?それとも、一豊くんがやっぱり忘れたので、千代が三成の気持ちを推測して作ったのでしょうか?
 《我の代わりに、三成の最期を見届けよ》
 自分の代わりに、三成がこの世に生まれたことを悔やむことなく、静かに生涯を閉じられるように、と淀殿。
 ん?三成はそんなに、生まれてこなければよかったギャアな人でしたか?むしろそれ(生まれて~)は、淀殿あなた自身では?と言いたい。
 この後の淀殿の家康他の対応を見るに、この人と三成は、微妙にどころでなくすれ違っているような気がします。
 家康と東軍諸将が淀殿&秀頼に謁見。東軍諸将…というより、あの、3バカと言った方が良いのかな?この面子は。
 《大儀であった》が、いまいち怖くない。《我が受け継ぐ》も。そんなに無理しなくていいのよ、と言ってあげたくなるような肩肘の張りっぷり。
 秀秋が崩壊しています。平伏もせず。
 三成といい、淀殿といい、一豊くんは良いのか?と聞きたい。ちゃんと数に入れてあげてよ、と。
 淀VS家康。
 淀のいやみに怒ってます家康。
 三成の遺言は、淀殿にとって逆効果、というか、ちゃんと受け取られていないような。
 あの女生かしておかぬ→三成を斬れ!と家康。
 こぎつねちゃんに八つ当たんないでください!

 そして回想。山中をさまよう三成。転ぶ。かわいそうかわいそう。近江。自分の領地に戻ってお寺に匿われて、欲しいものは《家康の首》。
 《私が殿様を背負ってまいります》
 現れたのは、領民、与次郎。
 領民には慕われているっぽい三成。内政に力を入れていたらしいし、良い殿様だったんだろうなあ、と思います。与次郎は、三成に尽くす理由を、《飢饉の折、殿様が米百石をくれた》と。情けは人のためならずです。
 純情な与次郎とは異なり、自分のいた社会は、《利に聡い者ばかりじゃ》と泣く三成。
 《亡き太閤殿下のご恩を古い草鞋のように捨てされる者ばかりじゃ》
 かわいそう…と思いつつ、皆が皆、あなたほど秀吉に恩を受けたわけじゃないから仕方ないよ、それに、たとえ恩を受けたとしても、それにどの程度報いるかは各人違うだろうし、報い方もさ、あなたにお味方すること=故太閤への報恩とは考えないかもしれないじゃない、と。私が、割と利に聡いタイプが好きということもあると思いますが、三成に語りかけたくなりました。
 この後、家康が三成の処刑に際して、《一つ何かが違えば、六条河原にて斬られたのは、わが身かもしれぬ》と呟くシーンがあります。その辺の認識の差が、家康VS三成の勝敗の行方を決定づけたのかな、とうすぼんやりですが、そんなことを思いました。
 それにしてもかわいそうです。そう思います。
 色々と独白の三成に、与次郎は、《さように難しいことは分かりませぬ》。
 やがて、山狩りが始まります。三成は、与次郎に、自分がここにいることを討手に知らせよ、と言います。
《そなたを死においやることは不義である》
《よじろう》
《わが義によって返したいのじゃ》
 で、《石田殿、田中吉政でござる》。

 六条河原にて、三成の死刑を見物する中には、山内夫妻が混じっています。
 柿のエピソードやりました。あれ?三成の反論なし?
《泉下で太閤殿下に拝謁するが楽しみじゃ》
 この台詞の前のくっと頬を持ち上げて笑うのが、何ともかわいそうでかわいらしくて、そんなことを考えていて良い場面でないのにドキドキしました。
 大阪城。秀頼の遊んでいた毬が落ちたことで、三成が斬られたのを暗示。しかし、最期の台詞を聞くと、やっぱり、淀殿と三成はすれ違っているような。

 数日後の山内家。
 一豊君がご飯を食べながら、恩賞話。
《大きな国、大きな城だけが幸せの証ではありませんよ》
《そうじゃな》
 あなた方この後、すぐ大きな国もらいますから!と今や懐かしのギター侍に。思わず。
 土佐は22万2千600石。
 一豊くんポカーン。
 家康が近寄ってきたのにも反応できません。手を握られても。一豊くん!逃げて逃げて!
《おそれいりたてまつりまする…》
 泣き一豊くん。やっと理解したみたいです。
 しかし、廊下に戻ってきたら、再びポカーン。

 おうちへ戻ってきました。
 新一郎と吉蔵のシンクロに、新右衛門と吉兵衛を思い出します。この2人も良いコンビになりましたね。
 お、康豊くんは今日初の台詞。
 土佐貰いました!に感極まる新右衛門。
《千代にもろうた国じゃ…》
 その謙虚さ、お失くしになりませんよう。
 そして、一豊くんは、空を見上げ辞令を掲げて、
《吉兵衛…吉兵衛ーー!どうじゃ見えるか一国一城じゃ!!》
 グッときました…。このときの一豊くん、まるで少年のような顔。先日、長浜にて、放映開始前のプレマップ(プレマップでした!)を見て、友人と、いやーこの頃の一豊くん若いね!と言い合い、最近の老いっぷりが気になっていただけに、余計に。ここだけ若々しい一豊くんの表情が、実に印象的でした。役者さんて凄いな…。
 山内家のパーティー。
 辞令をながめては、うんうんと頷く新右衛門が良いですね。
 《今宵は私も》で千代が出してきたのは、婚礼のときの杯ですね。
 山内家の宴会は良い。アットホームで見ていて和みます。今後のことを考えるといよいよ。
 千代の次は一豊くん。イッキはダメよ、と思いつつ、女の子に囲まれた一豊くんに、胸がキュンとします。こんな殿様だったら、侍女の皆さんたちもかわいくて仕方がないでしょう。
 特大杯、がんばって飲みきりました。えらいえらい。

 庭に六平太登場。
 出ると思いました六平太。関ヶ原で死ななくて本当に良かった。
 土佐一国は、めでたいかどうか分からんぞ、とお約束のフラグを立てに現れました。
 家康に、まだ試されているんですか一豊くん。
 次回予告と、残りの回数を考えると、土佐入国後もやるみたいです。楽しみなような怖いような…。
《どうすればいいの?》
 千代は、やっぱり六平太に対しては残酷な女だと思う反面、いや、六平太自身も、下手に千代とどうこうなるより、今みたいな関係の方が心地よいんだろうな、とも思う。じ、自業自得…なのか?
《手綱をしめておけ》
 誰って一豊くんの。
 緊迫した雰囲気に割って入る、思い切りバカの呼ぶ声。

 次回予告。
 やっぱり、土佐入国後もやるんですね。
 康豊くん撃たれる。
 一豊くんが、家康に頬擦りされてます。
 セクハラ!一豊くん逃げてー!

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