123号

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こういうのもアリ

金曜ロードショーで、『平成狸合戦ぽんぽこ』を見ながら。
しかし、この映画、いわゆる一つのジブリ映画の中で、ムスカさんが大活躍の『ラピュタ』に次ぐくらい、人死に、あるいは狸死にが多い映画なんじゃないか、と思います。
なるほど、合戦か、と。
そして、映画の公開が94年ということで、ニュータウンの高齢化や、それに伴う過疎化の問題が、テレビのニュースなどで取り上げられる昨今を思えば、時代は変わるんだな、とも。
正吉が、サラリーマンとなって人間の社会に棲んでいるラストにも、何と言うか、隔世の感があります。

城山三郎の『冬の派閥』を読みました。
鶴舞図書館のサイトで、名古屋が舞台になっている小説等のリストを見て、『甘栗と戦車とシロノワール』と一緒に借りてきたものです。
幕末の尾張藩が舞台で、主人公は、徳川慶勝。
先週だったか先々週だったかの大河で、いきなり髭が生えて、例年のことながら、私を大いに嘆かせた、松平容保のお兄さんです。
幕末の動乱の中で、熟察を旨とし、勤王の志も高い律義者の慶勝が、前半はひたすら慶喜の尻拭いをし、後半は岩倉具視の策謀に負けて青葉松事件を起こし、明治になって後は特に良いこともないまま、北海道の開拓に送り出した、青葉松事件の加害者たちを援助しつつ死ぬ、というような話。
慶勝に肩入れしつつ読むと、本当に主人公が何の良い目も見ず、やることなすこと裏目に出たり、熟考している間に事態が動いてどうしようもなくなったり、事が終わった後は、ほとんど顧みられることもなかったりと、何の爽快感もカタルシスもないためアレですが、非常におもしろかったです。
特に、私は名古屋者でありながら、青葉松事件について、ほとんど知らなかったため、暗澹たる気持ちになったのも、それは良かったと思います。

冬の派閥 (新潮文庫)冬の派閥 (新潮文庫)
(1985/11/27)
城山 三郎

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こういう幕末もアリ。

とんでもねえ野郎 (ちくま文庫)とんでもねえ野郎 (ちくま文庫)
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杉浦 日向子

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もちろん、こういう幕末もアリ。
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