123号

朗読・『100分de名著』

6月の『100分de名著』が、『遠野物語』です。
この何が嬉しいって、柳田国男の文章が、いい声で朗読してもらえることです。
今更私なんかが言わなくてもアレですが、柳田国男は耳で聴くとすごくいい。
何というか、目で読むだけでは入ってこない部分がスッと入ってきます。
以前、Eテレの『日本人は何を考えてきたのか』で、柳田国男の『雪国の春』や『遠野物語』を田中泯が朗読していて、番組のテーマとは全く別のところで、感動してしまいました。
確か『姑獲鳥の夏』で、京極堂が、民俗学は文学だという話をしていた覚えが。
柳田翁の書いたものなんて名文すぎて云々と(例によって関口君に)言っていました。
耳で聴くと、それがすごく分かるな、という感じです。

ところで、5月の『100分de名著』は『旧約聖書』でしたが、それの最終回が、スタジオに司会で伊集院光、ゲストに姜尚中、朗読が松重豊といい声祭りでした。
松重豊の『旧約聖書』は、もう全部読んだのCDで出して、というくらいピッタリでした。
ああでもビジュアルも含めるとよりピッタリだから、DVDとかBDの方がより。

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アフター『鳥』

遅ればせながら『鳥』を見ました。
恐いという点では、あんまり恐くなかったな、というのが正直な感想です。
たぶん、恐さの眼目が攻撃してくる意図のわからなさにあって、でも、自分はあんまりそれに恐怖をおぼえないからだと思います。
割と最初の方で、煙突からワーッと家の中に入ってきて、主人公たちを襲う小鳥が、あれキンカチョウじゃないの?と色めきたったら、そのすぐ後に出てきた警察の人が、「スズメですよ」と言っていて、キンカチョウだ!と興奮しました。
最近、私のみどりちゃんは加齢のせいか、以前ほど景気よく鳴かなくなって、また、ウトウトしたりボーッとしたりしている時間が増えてきて、もう心配で心配で、という今日この頃なんですが、暖炉からとび出して人を襲いまくるキンカチョウたちの元気な姿を見ていたら、みどりちゃんも前はあんなだったね、と胸が熱くなりました。