123号

『平清盛』見た!

「さらば父上」、清盛がずっと涙目だったのが印象的でした。
忠盛が倒れた後のシーンからは、宗子や家貞も割と涙目でしたが、
(あれは、お医者さんから、ご本人にはただの過労と申し上げていますが、実は……的なことを言われたという理解でよろしいのか)
清盛は、もうOP前のアバンタイトルからずっと。
私の目が、己に都合のいい幻覚を見ているだけのような気も……いや、涙目でした。
子犬のような涙目でした。
あれを、役者さんとしての涙目と考えても違和感はないんですが、ここは、やはり清盛としての涙目と見たい。
何も知らされていないけれど、父上の死を予感してしまった清盛の、スピリチュアルなアレですよ。
それくらい、今回の親子の通じあいっぷりは凄かったです。
それはもう、先週あたりまでで、もしかしたら、忠盛は清盛が期待するほど、清盛を愛していないんじゃ……とか不安にかられまくっていたのが、幻だったかと思えるくらい。
安芸から戻った清盛が、忠盛が病気と聞いて駆けつけた場面での、扇で頭をポン、と。
ポン、とね。
《何じゃ騒々しい》とね。
あの場面で、この1週間生きていたと言っても過言ではありません。

安芸と言えば、今回のラストシーンは、安芸の浜辺で親子が追いかけっこでした。
捕まえてごらんなさーい、というアレです。
語弊はあります。
この忠盛は、大河お得意の幻覚だね!と、見ながらまみちゃんと言い合っていたら、本当に幻覚でした。
いい場面だったと思います。
清盛のもらい泣き成分も多々ありつつ、珍しくも涙ぐんだりしてしまいました。

今回は、さすがサブタイトルが「さらば父上」だけあって、忠盛まつり、正確には、忠盛の回想まつり。
初回の、若き日の忠盛が赤ん坊の清盛を抱いて、周りで草がザワザワーッみたいな回想を見て、ああ、ここグッときた!と思い出したりもしました。
同じく初回の忠盛。
まだ子役の清盛が見ている前で、海賊退治をして、宋剣を掲げてエイエイオーみたいな。
清盛が、今回のラスト、海に向かって宋剣を掲げてエイエイオーは、あのときの父上と、時を超えて呼び合ったに違いありません。
要するにニュータイプ。
そういえば、忠盛と宗子の夫婦には、見るたびブライトさんとミライさんを思い出します。
しかし、最初の『ガンダム』における二人は19歳と18歳。
環境っておそろしい。

更に宋剣の話。
アバンタイトルで、清盛が一人飲みしている場面。
何だか久しぶりにこの剣出てきたな、と見ながら思っていたら、清盛も、久しぶりに振るうか、みたいなことを言い出しました。
いわゆるセルフツッコミ的なものを、時どき入れてきます。
先週、頼盛から、兄上のそういうところが嫌いです、と清盛が言われたときもそうでした。
そこまで言うことないじゃない弟よ、と思いつつ、ああ確かに清盛のそういうところは割とイライラする、と思いました。
しかし、今週、得子から頼長の屋敷を襲えと言われた後の家族会議のところで、もしかしたら、あれって伏線じゃなかったのか?と。
どうする?どうする?と一門の皆さんが迷って、忠盛も自らの考えを口にするのを憚っているところ、清盛が、例によって、そんな命令聞くことない!的なことを言い出す。
そして、突然庭に下り、宋剣をブンブンと。
青い立場から空気を読まない発言をし、芝居がかったふるまいをする、というのは、清盛のデフォルトというか、これまでにもこんな場面を何度も見たよ!という感じでしたが、今回は、それが確信犯的でした。
忠盛の内心を感じ取って、けれど、棟梁の立場から口に出せない、あるいは己の内心に気づいていない忠盛に代わり、あえてそうする、というのが。
自分が心のままに動くと、人からこう見られる、というのを逆手に取ったようなのが、清盛の成長を感じさせて、ちょっと嬉しかったです。
で、その成長のきっかけって、もしかしたら、前回の頼盛の発言?と。
ああ、でも、忠盛の形見分け?のところで、弟たちに、たぶん初めて、おどけたようなことを言ってみせるのは、成長とか関係なく、ひたすら頑張って明るくふるまっているようで、あれはかわいかったです。
来週から、もうパパはいないけれど、頑張るんだよ、清盛、と言ってやりたくなります。

源氏のことも書きたいけれど、時間がありません。
ツンデレがさすがに気の毒だとか、正清が為義と義朝の親子喧嘩のとき、鬼武者をそっとその場から離れさせたのが良かったとか、常盤さんがノーベル親子賞の助演女優賞に猛追をかけてきたとか。
あと、お歯黒の兄弟喧嘩についても……。
あそこも、兄弟と言いつつ、同時に元養親子だったりするのがすばらしいですね。

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『平清盛』

「さらば父上」始まりました(地上波)。
アバンタイトルから親子のにおいがプンプンします。

『平清盛』見た!

「トンデモ」と思わず言いたくなるような脚本や演出を、すばらしい役者さん、すばらしいスタッフさんの力でもって、見る者に納得させてしまう。
親子の愛憎、兄弟の愛憎、主従の愛憎……その他もろもろの愛憎をつめこみ、権力闘争とガチの戦にまみれた激しいストーリーや、人が光ったり妄想が具現化したりする激しい演出を、見る者に力技で納得させてしまう。
一週間に一度くらいは、思い切りコッテリしたものが食べたいわ、という、こちらのニーズに応えてくれる。
大抵の場合、そこまでコッテリしたものは期待していない、という過剰さで応えてくれる。
ついでに言うと、こちらのニーズも、むしろ力技でこじ開けてくれる。
私、大河ドラマのそういうところが好きなんだな、としみじみ思う『平清盛』のここ数回です。

宗子が、今まで抑えていたものが噴き出すように、荒ぶるだけ荒ぶった果て、清盛の血まじりの絵の具で塗られた仏様を見て、《家盛が兄上によろしゅうと言うておるな》というのは良かったですね。
事前に読んだストーリーガイドから、きっと、ここでは家盛の幻覚が来るに違いないと思っていたんですが、それがなく、しかし、宗子の表情が、ああ幻覚見てるな、と思えるのが。

今書いていて気づいたんですが、どうも、私、宗子役の和久井映見さんが好きなようです。
数年前の大河ドラマ『功名が辻』で、和久井さん濃姫で、本能寺で信長と一緒に死ぬんですが、その死に方が。
あれ大好きでした。
ガトリング砲的な銃を撃ちまくる舘ひろしの信長。
その銃撃戦のただなかに飛び込んできて、こちらの獲物は銃ではないけれど、華々しく戦って散った濃姫。
《殿は地獄、私は極楽、これでは死に別れにございます!》というセリフが忘れられません。
史実と違うなんて、この際どうでもいい、私はこれが見たかったんだ、と。
あまりの格好よさに打ち震えました。
今考えると、役者さんの力ゆえに、だったように思えます。
舘ひろしの信長も格好よかった、赤白銀黒の80年代的モダンすぎる着物が死ぬほど似合っていた。
ああ、でも、役者さんがどんなに頑張っても、こんなの史実になかったはず!というのが、気になって気になって、楽しめないときも正直あるので、結局は好き嫌いなのかのかもしれません。

とにかく、今回は、ラストに大東君の笑顔のカットがあったような気がしたら、NHK先輩の勝ちということで。
私は負けました。

そして、来週はいよいよ忠盛がお亡くなりになりそうですが、実はここ数回、忠盛と清盛のすれ違いというか、忠盛の愛は、実は清盛の欲しい愛じゃないんじゃないかというのが、引っかかって引っかかって仕方がありません。
清盛の欲しいのは、たぶん、もっと手放しの、お前が○○だから、お前を愛している的な理由のある愛じゃない愛だと思うんですよ。
でも、忠盛の愛はそういう愛じゃないし、そもそも、そういう愛がパパの愛としてはどうなの?と思う親子ソムリエ(自称)の私もいないではない。
(そういう意味で、時子は、いわゆるできた奥さんでは全くないけれど、清盛にはベストの妻なんじゃないかと)
ああ、でも、しかし、来週は親子。
とりあえず予告で確認できたのは、浜辺で語り合う父と息子。
私の引っかかりなど、いっぺんに吹き飛ばすような、一心不乱の親子劇場を、来週は期待、しております。

あと、最近、時忠が妙に好きです。
あの時忠で、平氏にあらずんば~を早く聞きたい。

スケベ心の君

先週の『平清盛』を見て、例のシーンにカットされた部分があるという噂を聞き、100%スケベ心でEテレの『ドラマチック・アクターズ・ファイル』を録画しました。
火曜日の夜。
大東君を家盛役としてクローズアップした回と知り、そのカットされた部分がチラとでも映るんじゃないかと期待したからです。
期待は……とりあえず空振りでしたが、大東君のインタビューと交互に流れる『清盛』のシーンが、ほぼ全編14話のアレを撮っているところで……良かったです。
ありがとうNHK(この場合はEテレ)。
家盛の大東君が、撮影の合間に、オウムを腕に乗せて戯れているところなど、すばらしかったです。
そのオウム、あのオウムでしょ……ゴクリという感じでした。

しかし、家盛はかわいいですね。
『ドラマチック・アクターズ・ファイル』で流れた『清盛』のシーン、先に書いたとおり、ほぼ全て14話のアレでした。
が、最後の最後に映ったのは、清盛の息子が産まれた回で、お祝いに家盛が駆けつけて、兄弟が縁側で酒を酌み交わす、あのシーンでした。
公式サイトの「最後の、家盛。」で、やはり最後の最後に出てくる、《かけがえなき、たったひとりの兄上。》のあのシーン。
その瞬間、己がスケベ心で視聴していたことも忘れ、兄弟愛にグッときましたが、それはそれでまた別のスケベ心かもしれず。
「最後の、家盛。」は、写真のチョイスといい、キャプションといい、インタビューの内容といい、すばらしいですね。
《ぼくの反響》で、大東君が4話のラストシーンに嫉妬したというのは……いい話ですね!(親子的に)
個人的に今年度大河で一番のかわいこちゃん。
退場がとても寂しいです。

お花見

昨日の日曜日は、近所の公園へお花見に行ってきました。
満開。
桜は遠景で、お花見をしている人たちも合わせて見るのがいいと思います。
ベンチに座って、桜餅と花見だんごを、各ひとつずつ食べました。
本当は、みどりちゃん(小鳥)も連れていくつもりでした。
が、現在、6つの卵を抱えているみどりちゃん。
私は絶対にここを動かない!とつぼ巣の中で頑張ったため、置いていきました。
さみしい。
実にさみしい。
普段うちの子面をしているみどりちゃんも、産卵、そして抱卵の時期には鳥に戻ります。
本当にさみしい。
せめてものアレで、桜餅や花見だんごをみどりちゃんだと思って食べました。

『平清盛』見た!

頼長のネタばらしのタイミングが早かったのは、家盛がかわいかったので、ちょっと意地悪したくなったという理解でよろしいでしょうか。

先週、父親からお前は平氏になくてはならん男だ、と言われて喜んだ清盛。
(第6話で海賊に捕まったとき、平氏総出で助けに来てくれたのを見て、大感激していたのを思い出しました)
今週は、家盛が自分を嫡男に定めてほしいと言い出して揺れた忠盛を見て、大ショックを受けていました。
これに、今回回想シーンで出てきた、子どもの頃の家盛が木から落ちたときの、宗子の清盛への対応など考え合わせると、なぜ、話数が14まで至っても、清盛の足元がぐらぐらしているのか、軸足のようなものを欠いているのか、よく分かります。
また、なぜ清盛が、おもしろき世だの何だの、まるで空疎としか思えないような言葉をくり返すのかも。
今回、清盛が時子に、どれだけ落ちぶれても一生そばにいる、と言われた後、縋りつくように抱きついているのを見て、うわあ、と思いました。

私は親子者ですが、清盛は、もうその辺りから精神的に自立した方がいいと思います。
柳田国男の『先祖の話』に、いわゆる跡取りでない子が別の土地で自分の家族を持ち、家を大きくし一族の初代になることを、「ご先祖になる」という話が(確か)出てきましたが、何だかもう、そういう開き直り方をした方がいい。
ああでも、いやしかし、そういうぐらぐらゆらゆらで、「僕はここにいてもいいんだ!」「おめでとう」「おめでとう」……でしか解決できなさそうなものを抱えているからこその、頼長のような人間から見ての御しにくさなのかもしれず。
だとすれば、このまま軸足のないまま年末まで突っ走ってくれても、おもしろいな、と思ったり。
……すみません、何だか先週、清盛が忠盛に、We need you. されてヒャッホウってなってるのを見て以来、自分の中で感想が上手くまとまりません。

どうなるの『清盛』?
清盛は、この先、どこかで開き直って、俺=平氏!皆で天辺取るぜ!って感じになるの?
それとも、このまま不安定なまま、前回の鳥羽院みたいな、清盛のすることに、自分の読み取りたい意味を(悪く言えば)勝手に読み取るみたいな、実は中身が空疎だからこその、巻きこまれ型だからこその出世、みたいな感じになるの?
前者なら、あと半年以上、すっきりした気分で視聴できると思うんですが、一門の末路のことを考えると、後者は後者でおもしろそうな気もします。
しかし、私が勝手に予想したことなどと、まるで関係のない展開になっても、全然かまわないというか。
次回は、忠盛がとうとう大荒れ、清盛とガチンコ親子対決のようで、楽しみです。

自分でもわけが分からないことを、長々書き連ねてしまいました。
何を言いたいかというと、おそらく、中二病という言葉は、とても便利だけれど、それだけで片づけてしまうと、何事もつまらないですよ、ということを、割と大声で主張したいんじゃないかと思います。
『清盛』とてもおもしろいです。

春だから

春だから、仕方ないよね、と己に言い聞かせております。
みどりちゃん(小鳥)の卵の話です。
月曜日から1日1個ずつ。
産み続けて、現在3個です。
このとき産んだ卵は、みどりちゃんが温める気配もなかったので、先週つぼ巣ごと撤去しました。
が、撤去が早すぎたか。
動物病院の先生の話では、1年で200個卵を産んだ剛の者もいるそうなので、あまり取り乱さないようにしようとは思いつつも、だめだ、心配で心配で……もう浮き袋が口から出そうです。

リトルワールドに行ってきました。

土曜日、犬山のリトルワールドに行ってきました。
このとき以来なので、ずいぶん久しぶりです。
行こうと思った理由が、名鉄の株主優待券の期限が、そろそろ切れてしまうから、というのが何ともアレですが、とても楽しかったです。
うちの母、まみちゃん、私、兄家の娘さんたち2人というメンバーで行きました。
前夜から天気は荒れ模様で、朝も強い雨が降っていたため、延期にするか否か迷って迷って……決行。
入ってすぐに園内バスに乗るも、窓の外は雨で何も見えず……というときには、決行を正直ちょっと後悔したりしなかったり。
しかし、雨は昼すぎに上がり、その後は晴れたので、まあ良かったね、と。
行き帰りのバスや、園内も土曜の割に空いていたので、かえって良かったかもね、と。

例によって、いろいろ見たり食べたりもしましたが、お気に入りのインドネシア、トバ・バダックの家は、今回もしっかり写真を撮りましたが、写真と言えば、今回は何と言っても兄家の娘さんたちが一緒です。
2人に民族衣装を着てもらい、存分に撮影してきました。
フランスはアルザス地方の黒いエプロンの赤いドレスとか、インドのサリーとか。
合法ってすばらしいですね。
服だけ見ていたときは、そんなに惹かれなかった、南アフリカ、ンデベレの衣装が、実際に着てもらうと、とてもおしゃれでかわいかったです。
合法ってマジすばらしいですね。

イベントでは、世界の米料理を満喫してきました。
さまざま食べましたが、結局のところ、山形県の弁慶飯が一番おいしかったような……。