123号

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『楢山節考』

今村昌平監督の『楢山節考』が見たいと思い、TSUTAYAに行くも無く、というか、TSUTAYA自体が無く。

楢山節考 [DVD]楢山節考 [DVD]
(2002/07/21)
緒形拳坂本スミ子

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とても好きな映画なので、この機会にDVDを買おうかしら、とアマゾンを眺めておりました。
しかし蛇(いっぱい出てくる)が恐いな……。
恐いといえば、フィクションの中の暴力の描写(肉体的なものに限らず)が苦手なのですが、この映画は割と平気です。
例の生き埋めのシーンも、毎度一瞬目を背けてしまいますが、一応平気。
他にも、たとえば、諸星大二郎先生のマンガに出てくるのは大丈夫です。
で、なぜ?と考えてみたんですが、
『楢山節考』も、諸星先生のマンガも、
この作品の中で描かれているのは、今私たちが生きているのとは
別の理によって成り立っている社会ですよ、というのを示すのが上手いからではないかと。
(『楢山節考』の登場人物中、私たちと話が通じるのって、辰平くらいが辛うじてじゃないかな)
すると、姥捨て生き埋めその他諸々も、この映画や原作の小説に出てくる村の中では、
共同体を存続させるために不可欠なルールであるから、
悲しいことではあっても、理不尽なことではないと分かる。
だから、暴力の描写に触れたとき一般に感じるストレスを感じることが少ないんじゃないかと。
描き方に悪意がないというか。
何か勝手にそんなことを。

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きよめ餅みたい

朝起きたら、母が朝ご飯を作ってくれていました。
うちの母は、あまり台所に立たない人なので、めずらしいね、と言ったら、
「火を使ってみたくなって」
という答えが返ってきました。
久しぶりに火を使ってみたくなって。
何というか、微妙に恐かったです。

『うわさの神仏 其ノ三』(加門七海)の文庫版を買いました。
其ノ三は、江戸TOKYO陰陽百景ということで、内容は、東京の怪しいスポット紹介です。
合羽橋の項で、『GIANT KILLING』はETUのマスコット、パッカのことなど思い出す。
神田明神の項で、平将門公が主人公の大河ドラマ『風と雲と虹と』のことを思い出す。
吉永小百合が、何だかすごい悪女をやっていた。
しかし、これは東京に住んでいる人にはより面白いんだろうな、とも。
取り上げられているところが、今どんな場所なのか、残念ながら名古屋住みの当方にはいまいち分からない。
名古屋を残念ながらとか言っちゃいけないな。
というわけで、こちらを読んだ後、『濃尾参州記』(司馬遼太郎)も読みました。

冒頭が桶狭間の話で、出てくる神社は熱田神宮。
先日、獺ちゃんが名古屋に来てくれたので、一緒に行きました。
文庫のイラストに出てくる、きよめ茶屋にも入り、きよめ餅とお抹茶のセットを頼みました。
きよめ餅と言えば、女の子のほっぺたを触って、
「きよめ餅みたい」
というCMが昔ありましたが、その真似をしてみても、獺には伝わらず残念でした。

きよめ餅のHP

「きよめ餅みたい」のCMが見られます。
「ほんと、きよめ餅みたい」のところは、もっとネットリとした言い方だったように記憶していたのですが、今見てみたら、割とアッサリ言っていました。

『おまえうまそうだな』が

『おまえうまそうだな』が、映画になると今日知って、全国の私が喜んでおります。
情報が遅いっぽい。
『おまえうまそうだな』は、絵本の名作で、ティラノサウルスと、ティラノサウルスを父親と思いこんでしまったアンキロサウルスの擬似親子話です。
映画では、父親になるティラノサウルスが、同じシリーズの『あなたをずっとずっとあいしてる』のハートになるそうで、ウマソウとの親子関係が原作とどう変わるのか、楽しみなような恐いような……。
映画の公開は今秋だそうで、秋まで生きていようと思いました。


映画の公式サイト

ハートとウマソウ
ちょっとおかしな親子だけど、
ふたりいっしょなら
きっとしあわせになれる

ですって!!

圧倒されの日曜日

愛知県美術館の渡辺崋山展に行く。
「不忠不孝渡邉登」の本物を初めて見た。
大書された文字は、何だか凄い。
何だか恐いものを見てしまったという感じ。
「不忠不孝渡邉登」は、蛮社の獄により、田原に蟄居させられた崋山が、いろいろあって自刃する前に書いた絶筆である。
罪人なので墓石をたてることも許されないため、墓石の代わりに書いたという。
まるで、書きなぐったような「不忠不孝渡邉登」の横には、小さく「罪人渡邉登……」と添えられていた。
しかしアレだな、人の最期に関わるようなものを、軽々にアレするべきじゃないな。
美術館は、日曜の割に人が少なく、落ち着いて周ることができた。
そして、人の最期に云々といった同じ口でナニですが、崋山が父親の姿を描いた「渡辺巴洲像画稿」が見られてよかった。
並べて展示された「渡辺巴洲像画稿五図」には、父親のデスマスクを崋山が筆で写しとったものまである。
この上は、田原市博物館も行ってみたい。

ミュージアムショップでポストカードなど買う。
そういえば今日は父の日、と思い出し、父は猫好きなので、熊谷守一の猫の絵のグッズもたくさん買う。
特に三毛猫がかわいい。
家に帰って、水仙の絵のポストカードを棚に飾る。
「雨滴」と迷ったけれど、こちらにした。
常人、少なくとも自分とは全く違う目を持っている。
天才だな、とつくづく思う。
しかし、熊谷守一の本を読んでいると、奥さんは大変だっただろうな、とも思う。
天才に天災と同じ音を当てた人も天才だ……うまいこと言ったつもりですよ。

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