123号

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大いに昼ご飯

 ふと、最近納豆を食べていないことに気づいたら、大量の怒りと悲しみが同時にこみ上げてきたので、今から買ってきます。
 ご飯も仕かけたよ!
 納豆は、私はご飯にかける、そのまま食べるほか、味噌汁に入れたり、たまご焼きに入れたり、チキンラーメンに入れたりします。
 最初、「わが家では」って書いたんですが、わが家で、私以外は誰もそんな食べ方(ご飯にかける以外の食べ方)をしないので、「私は」と訂正しました。
 ご飯は今炊いていて、味噌汁は昨日の夜のが残っていて、たまごは冷蔵庫にあるけれど、チキンラーメンがない。
 ので、チキンラーメンも一緒に買ってこようと思います。
 準備は万端だ!心のも含めて万端だ!待ってろよ納豆!



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はるかなるわがスターリング

 四国行きの荷作りをしつつ、先日の大雨の際、2階に上げた荷物を1階に下げつつ、ジュリーを聴いています。
 『ロイヤルストレートフラッシュ』の1971~1979と1980~1996、2枚組の計4枚をランダムで聴きながら、時々、「ジュリー!」と樹木希林になりつつ。
 そして、ジュリーを聴いていると、いつも思い出すのが風間さんのことなのですが、それはおそらく私がこのお2人を同じベクトルで好きだから。
 頬に黒子は正義だと思います。
 あと、同じベクトルで好きなのは、これは2次元ですが、ラスカルのスターリング。
 スターリングは、特に最終回あたりがひどい。
 ひどくかわいい。かわいければ何をしても許されるのか。よし、許そう。
 スターリングがミルウォーキーに行くことを決めた回でのノース父子のやりとりは、もう全編胸がキュンキュンします。
 メスのあらいぐまに対するライバル意識(意訳)には、素直にびっくりしました。

ジャイキリソートと昨日の雨

 ジャイキリソートをやってみました。
 ベスト10は以下のとおり。
 タッツミーと王子は当然として、村越も1位なのが意外なような、ここ最近の己を考えると、そうでもないような…。
 4位5位は萌え枠です。もちろん、同時に燃え枠でもあるのですが、わが心の妖精枠。堺さんかわいいよ堺さん、羽田さんかわいいよ羽田さん。コマの端っこに出てくるだけでも嬉しくなります。
 6位は、これも有里ちゃんは当然として、世良が高いのが意外です。マスコットの高順位はもう仕方がない。仕様。愛と憎しみのパッカくん。しかしもしもかわいい?と聞かれれば、かわいくはない、と答えます。
 9位は、もう並ばないわけがない2人。試合中はどうしても、がんばれETU!になってしまうので、素直に応援できませんですが大好きです。実はジャイキリのキャラクターの中で、1番初めに好きになった2人です。

順位 名前
1   達海猛
1   村越茂幸
1   ルイジ吉田
4   堺良則
5   羽田
6   世良恭平
6   永田有里
6   パッカくん
9   ダルファー監督
9   ソノダ



 昨夜の大雨で、わが家はとりあえず床上は免れました。
 ちょうど日付の変わる頃、付近の川の水位が尋常じゃないよ、という状況になったため、ミッション開始。駐車場の車を少しでも高台に移動させたり、1階の荷物を2階に運んだり。
 しかし、午前1時ごろでしょうか。それまで感じていた恐ろしさが、急にスーッと心から消えて、何だか陽気になってきました。
 東海豪雨のときもそうだったのですが、あれは何でしょうね。東海豪雨のときには、自宅の1階が完全に水没しました。じわじわ増えるとドッと増えるをくり返しながら上がってくる水を、階段から母と一緒にのぞきこみ、これはもうダメかもしれんね、ダメかもしれんね、と言いながら、笑い合ったおぼえがあります。
 今回も同じで、変にテンションが上がって、居ても立ってもいられなくなりました。わが家だけでなく、戸外に出ると、近所の人たちも、やはり傘をさして膝まで水につかりながら道路に出ていました。そして皆しゃべるしゃべるしゃべる…。
 午前1時半か2時か、消防の人が避難勧告にいらして。結局、避難はしませんでしたが、その後も、村井さん(愛車)の様子を見に、駐車場に行ったりしました。村井さんの駐車場は、うちの他の車のそれよりも高い位置にあるので、移動はさせなかったのです。
 行きと帰りで道の歩きにくさが全く違い、ああ、平らだ平らだと思っていた土地にも、微妙な勾配があるのだなあ、と妙に感心しました。水の勢いに逆らうときは、ふだん1分のところが5分かかるほど歩きにくく、水の流れに乗るときは、流れに足を取られないように注意しなければならない。
 しかし、今夜も降るというので心配です。皆さんもお気をつけて。

明日まで生きてゐようと思つた

 明日が、『よつばと!』の8巻が発売だと思うと、もう今から楽しみで楽しみで…。
 居ても立ってもいられません。
 来週あたまから1週間ほど四国へ出張に行くのですが、仕事が夕方からなので、昼間はホテルに籠もって本を読んだりDVDを見たりしようと思います。
 インターネットのできる部屋なので、下手するとずっとネット…の可能性もありますが。
 すでに何度か行ったことのある場所なので、観光は特にしない予定です。
 というわけで、現在持っていくDVDを吟味中。
 とりあえず、ホテルに泊まるときはホラーは見ない。
 夜にふと反芻したときに得るこわさが自宅の比ではないから。


Jr.登場!

 昨日は、高校大学の友達の家へ、赤ちゃんを見せてもらいに行きました。
 「赤ちゃんがひとりいるだけで家中が赤ちゃんナイズされてしまう」というのは本当だな、と思いました。
 蓮川緑君も今は大学生か…。

今週のジャイキリ

 タンビー!

 達海 →タッツミー
 村越 →コッシー
 椿 →バッキー
 赤崎→ ザッキー
 世良→ セリー
 堺→ サック
 夏木 →ナッツ

 三雲→ ミック

 そして、
 丹波→ タンビー
 …王子はいつも我われ庶民の斜め上を行かれます。


湿布のおかげだとは思わない

 本日、美容院に行ったのですが、髪を切ってもらっている途中で腰が痛くなりました。
 どうにか散髪が完了するまで我慢して、何とか自分で車を運転して家に帰り、湿布を貼って寝ていたところ、友達から電話がかかってきました。
 1時間ほどえろ話をして、電話を切ったらすっかり治っていました。
 えろって偉大です。

あの長物

 Googleのトップページのロゴがオリンピック仕様で、十二支の動物たちが、様々な競技にチャレンジしています。
 それはいいのだけれど、本日は蛇がこちらに向かって泳いでくる。
 あれはいけません。蛇だけは止してほしかった。

愛してるんだけどバトン

 獺ちゃんからバトンが着いたので、読まずに食べてやろうかとも思いましたが、以下回答追記へ。
 まだ単行本化されていない回のネタばれもあります。
 ところで、指定キャラはジャイキリの羽田さん。
 獺がシゲユキスタだとすると、私はハタニスタなのだろうか。

今日のこと

 漫画ナツのために、いろんなマンガを読み返しています。
 リストアップしたものとは、直接関係のないマンガまで。
 この機会を得られただけで、自分にとっては参加した価値がありました。
 続きもがんばろう。

 永野のりこ先生のマンガ、やっぱり『すげこまくん』も読んでしまいました。
 あれはね、読むといいよ。本当に。一度は読んでおかなきゃなマンガだよ。そんなのばかりだけど。
 永野先生が、『すげこまくん』とか、さらに遡って『デイジー』とか『ハネムーン』とか描かれていた頃が、「ストーカー」とか「ツンデレ」とか「メガネ男子」とか、そういう言葉が、まだ今ほど一般的でない、あるいは存在していない頃で良かった。
 言葉は便利だけれど、陳腐化のリスクは常にあるな、と自戒も含めて思ったりしました。

 『兵隊たちの陸軍史』(伊藤桂一)を買って帰ったら、同じものを父がすでに購入していました。
 勿体なかった…。
 でも、良い本はいっぱい売れるといいとも思う。この矛盾。
 ノンフィクションで、資料的な意味も大きな本ですが、著者が『静かなノモンハン』などを書かれた方だけあり、文章がきれいで読みやすいです。

「モンブランケーキ」とか大好き

 東京に行ってきました。
 何だかもういろいろ無理やり行ったけれど、楽しかった。
 行ってよかったと思いました。
 大槻ケンヂの『I STAND HERE FOR YOU』では、まるでアルバム全体の主題か、あるいは幕間劇のように、映画『青春の蹉跌』のテーマ曲が使われています。
 筋少の『サーカス団パノラマ島に帰る』は「また会えたらいいね」のセルフカバー「それでも、また会えたらいいね」と、井上順の名曲「お世話になりました」の間に挿入された「青春の蹉跌のテーマ PART3」では、「青春の蹉跌のテーマ」をバックに、オーケンが語る、語る、語る…。
 どこまでが素で、どこまでが演じているのか、きっと、演じている部分、演じずにはいられない部分も含めての素なんだろうと思わせる一人語り。
 中に、
「孤独でも 一人きりなわけじゃない」
という一節があり、大好きなのですが、そんな気分でした。
 本当に、行ってよかったと思います。
 好きなものの話を心おきなくできるっていい。
 しかし、『I STAND HERE FOR YOU』はいいな。
 「生きていこう」の連呼は、夜に1人で聴いているとこわくもありますが。

 行き帰りの新幹線では、福本伸行先生は『天』の単行本16~18巻、いわゆる「通夜編」を読みました。
 何度読んでも同じところでグッときます。
 面談の順では1番最初の金光に、赤木が、
「冷たい奴ってのはいつだって傍観者だ」
と言う場面。
 ここから先はネタばれになるので、少し空けます。











 「通夜編」で赤木に協力した金光は、ずっと迷っています。
 友の死に手を貸すようなことをしていいのか、自分は冷たい人間なんじゃないか、と。
 それに対して、赤木が言ったのが上の言葉。
「冷たい人間がこんな面倒なことに首を突っ込むもんか 冷たい奴ってのはいつだって傍観者だ」
 それはもう、金光じゃなくたって、ボロ…ボロ…と泣きますよ。



漫画ナツ その4

 こちらの記事の続き。
 リストアップされているマンガの内容については、予告なくネタばれする可能性があります。
 順番がリストと前後しますが、今回は、3.であげたマンガについて。
 「キーワードは『夏』」ならば、夏本番が過ぎ去る前に書くべきだろう、ということで。
 「夏」の内容は、具体的に言うと、上から順に「戦争」「高校野球」「恐怖」「海」です。

(1)キーワードは「戦争」
『アドルフに告ぐ』手塚治虫
『総員玉砕せよ!』水木しげる
『コミック昭和史』水木しげる
『はだしのゲン』中沢啓治
『ロボット三等兵』前谷惟光
『夕凪の街桜の国』こうの史代
『38度線』石原理
『飛ぶ教室』ひらまつつとむ

 まずは『アドルフに告ぐ』。
 まんがの神様のマンガは、どれを読んでも、やはり神様だなあ、と思わせられるものばかりですが(最近だと、『聖☆お兄さん』で、ブッダが『ブッダ』を読んで、「手塚治虫スゲェ……」と泣いていたのが印象的)、『アドルフに告ぐ』もそのひとつ。
 アドルフ・ヒトラーの出生の秘密をめぐって、ともに日本と縁の深い2人のアドルフ、ユダヤ人のアドルフ(アドルフ・カミル)とドイツ人のアドルフ(アドルフ・カウフマン)や、大勢の人々が歴史だの運命だのに翻弄されまくる物語。
 1936年のベルリン・オリンピックから話が始まり、終戦、イスラエルとパレスチナの紛争を経て、1983年に、ヒトラーも含めた3人のアドルフのうち、最後の1人が亡くなって話が終わります。
 ドイツの敗戦で話を終わらせず、その後、中東戦争の中でカミルとカウフマンの関係に決着をつけさせるところがさすがです。
 『KING OF ZIPANG信長』の森川久美先生もですが、登場人物の人生の描きにくいところをきちんと描く、マンガ家はすごいと。
 ヒットラー・ユーゲントでのカウフマンによる射殺シーンは、いまだにおそろしすぎてトラウマ。
 再読するときも、ついついその部分だけ飛ばして読んでしまいます。

アドルフに告ぐ (1) (手塚治虫漫画全集 (372))アドルフに告ぐ (1) (手塚治虫漫画全集 (372))
(1996/06)
手塚 治虫

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 次に、『総員玉砕せよ!』は、昨夏、香川照之の主演でドラマ化されました。
 『鬼太郎が見た玉砕 〜水木しげるの戦争〜』。
「私は何でこのような つらいつとめをせにゃならぬ これも是非無い国のため」
とドラマの中で歌われた兵隊節が印象的でした。
 このマンガと、同じ水木先生の『コミック昭和史』をあわせて読んでいると、国家間の戦争というのがおそろしいものだということが、理屈ではなく感じられます。
 軍隊に入ると、上の人間から特に理由もなく「ビビビビビ」とやられるのか、たまらんなあ、という具合に。
 戦争は、いったん始まってしまえば、水木先生のようなタイプの人まで、否応なく巻きこんでいく。
 おそろしい。

総員玉砕せよ! (講談社文庫)総員玉砕せよ! (講談社文庫)
(1995/06)
水木 しげる

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コミック昭和史〈第5巻〉太平洋戦争後半 (講談社文庫)コミック昭和史〈第5巻〉太平洋戦争後半 (講談社文庫)
(1994/10)
水木 しげる

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 『はだしのゲン』、『夕凪の街桜の国』は、いずれもヒロシマに関するマンガ。
 先日、映画の『ひろしま』を観る機会があったのですが、建物疎開に出ていた中学生が被爆して川に入り、先生とともに「われは海の子」を歌いながら沈んでいく場面など、『はだしのゲン』でも見たことのある場面が多くありました。
 でも、『はだしのゲン』の方が、何というか…実写以上におそろしい。
 『夕凪の街桜の国』は、逆に、絵としてはそれほどおそろしくはないマンガです。
 被爆時の様子は、被爆された方の描く絵のような単純化された描写がされています(それが逆にこわいという意見もある)。
 おそろしいのは、もしかすると当日以上に、その後。
 原爆が、何十年経っても被爆者自身、あるいは、その後の世代を苛み続けていくことです。
 特に、凪生が東子にあてた手紙を七波が読む場面。
 もしも、それが否定できないことになった場合、私はどうしたらいいんだろう。

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
(1993/04)
中沢 啓治

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夕凪の街桜の国夕凪の街桜の国
(2004/10)
こうの 史代

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 『飛ぶ教室』は、ここにあげた中では唯一、まだ起こっていない戦争のマンガです。
 「ジャンプ」の打ち切りマンガですが、私と同世代には、おぼえている人も多いんじゃないかと。
 連載は1985年。
 まだ冷戦も終わっていない頃です。
 核戦争後の世界を小学生たち+先生で生き抜こうとする話。
 核戦争ではありませんが、『漂流教室』は楳図マンガなので、多少みがまえて読むことができました。
 こちらは、一見単なるラブコメである分ショックでした。
 テントの中で幼なじみとイチャイチャした後、外に出てみると、街は壊滅している。
 死体もごろごろある。
 そりゃねえよ、と思わずつぶやいてしまいます。

飛ぶ教室 1

 『38度線』は、やはり表題作の「38度線」。
 単行本の裏表紙に書かれたあらすじを引用すると、
「”第二次世界大戦後の朝鮮半島を、北と南に分けた北緯38度線が俺達の生きた舞台だった…。”
 上官を殴り最前線へととばされたアイクは軍事国境(38度線)で時間交代の警備につくことになった。
 そこで顔をつき合わせることになった敵の兵に…!?」
 反応してほしくてたまらなくなります。
 相手も人間だということを知りたい。
 38度線の向こうで、アイクの落としたミッキーマウスのコインを拾って掲げる、北の歩哨の笑顔はきれいです。

38度線

 そして、最後に『ロボット三等兵』。
 あらすじは以下のとおり。
 宇宙的大科学者のトッピ博士は、日中の開戦を知り、陸軍に入隊を志願するが高齢を理由に不合格となる。
 仕方がないので自分の代わりに兵隊となるロボットを作るが、できあがったロボットには、肝心の魂が入っていない。
 ところが、魂を入れる先の赤ん坊を忘れた天使が、面倒だから、とこのロボットに魂を入れてしまう。
 人の魂をもったロボットを、博士は早速入営させるのだった…という話。
 陸軍のかみなり連隊に志願したロボットは、ロボットだからと三等兵に。
 『究極超人あ~る』で、あ~るが西園寺まりい(多分)に、ロボット三等兵呼ばわりされていました。
 後になってこのマンガを知り、ああ!これがロボット三等兵か!と。
 ところで、主人公はロボットですが、軍隊での体験は、上に書いた水木先生のマンガに出てきたようなものとそう変わりません。
 マンガショップ版の下巻の帯に、「いやじゃありませんか軍隊は」と「軍隊小唄」の歌詞の一部が書かれていました。
 そんな感じ。
 兵隊節のような生活です。
 主役はロボットですが、戦時中なのに兵隊各々には緊張感がないのも、何だかリアルな感じです。
 話によって、ロボット三等兵は喋ったり喋らなかったりしますが、喋る話での喋り方は、割と読み手にうつりやすい。
 代表は「いやなことを言うね」。
 他に、ご飯のにおいを嗅いで「いいにおいがするね」や、立派な髭の生えた兵隊がいばっているのを見て、「ひげの威力はすごいものだね」だとか。

ロボット三等兵【下】 (マンガショップシリーズ 179) (マンガショップシリーズ 179)ロボット三等兵【下】 (マンガショップシリーズ 179) (マンガショップシリーズ 179)
(2007/07/20)
前谷惟光

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 本日東京行。
 そろそろ家を出る準備をしなければなりません。
 ので、残念ですが、続きはまた。



(2)キーワードは「高校野球」
『甲子園の空に笑え!』川原泉
『天使とダイヤモンド』那州雪絵

(3)キーワードは「恐怖」
『おそろしくて言えない』桑田乃梨子
『未来歳時記バイオの黙示録』諸星大二郎
『ドラえもんのび太の魔界大冒険』藤子F不二雄

(4)キーワードは「海」
『人魚の傷』高橋留美子
『光の海』小玉ユキ
『バイオ・ルミネッセンス』漆原友紀(志摩冬青名義)
『私家版魚類図譜』諸星大二郎
『海人ゴンズイ』ジョージ秋山

漫画ナツ その3

 こちらの記事の続き。
 リストアップされているマンガの内容については、予告なくネタばれする可能性があります。
 今回から各論で、まずは、上にリンクした記事のうち、2.のマンガについて。

 せっかくナツなんだから、同じ作家の作品をうわーっと一度にいっぱい読むのもアリだ!
 実は、当初、1人につき1作という縛りを入れようかな、とも考えたのですが、やはり本当に好きなものならば同じ作家の作品でもドンドンあげるべきだろうと思い直し。
 …1人1作だと、100出せない、という現実的な理由もあります。

 選んだのは、坂田靖子、永野のりこ、杉浦日向子のお三方。
 順不同、敬称略でございます。

 まずは坂田靖子先生。
 代表作の『バジル氏の優雅な生活』や『D班レポート』は、あえて抜いてみました。
 それでも、同じく代表作と言われる『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』をあげたのは、ひとえに、漫画ナツの募集記事に引用されていた、島本和彦先生のお言葉のため。
 すなわち、引用文の一部のみ引けば、

「今更いく所が無い、では漫画を読め」

 じゃあ、読むだけで旅行気分の味わえるマンガを選ぼう、と。
 『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』は、マーガレット奥さんとご主人のタルカムさんのオブライエン夫妻が、世界中を旅する話です。
 第一話の行き先は南極。
 マーガレット奥さんは、あそこは空気がうすくてお湯が沸かないでしょう、と圧力ナベを持って飛行機に乗ってしまうところが何ともとぼけていていいなあ、と思います。
 坂田先生のマンガなので、そのまま実際の旅行の際のガイドブック代わりになるようなマンガではありません。
 行き先が日本の回では、マーガレット奥さんの読んでいた本曰く、
「ニッポンジンは清潔好きで一日中オフロに入っているの でも紙と木でできたマッチ箱のよーな家に住んでいて火をつかうと燃えやすくてキケンだからお魚をナマで食べるんですって」
という記述そのままの、スシ、テンプーラ、ゲイシャ、フジヤマの前をジンリキシャの前で走る、なぜか「○○アル」と喋る辮髪男性がいたりする日本が登場します。
 もちろん、外国だけでなく、イギリス国内(坂田先生のマンガは、イギリスを舞台にしたものが多く、オブライエン夫妻もイギリス人なのです)や、近所を周ることもありますし、場合によっては、タイムトラベルもします。
 いずれにせよ、リアルさは全くないのですが、かえって不思議な旅情というのでしょうか、何となく遠くへ行ったような気分を味わわせてくれるマンガです。

マーガレットとご主人の底抜け珍道中 (旅情篇) (ハヤカワ文庫 JA (581))マーガレットとご主人の底抜け珍道中 (旅情篇) (ハヤカワ文庫 JA (581))
(1997/06)
坂田 靖子

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 先ほども( )内で触れましたが、坂田先生のマンガには、イギリスを舞台にしたものが多く、次に、『叔父様は死の迷惑』も、イギリスを舞台にした作品です。
 小説家志望の女の子、メリィアンと、彼女の母親の弟であるデビッドおじさんが、主にメリィアンの住む村の小さな事件に巻きこまれたり首を突っこんだりして、解決したりしなかったり。
 デビッドおじさんは、作中での扱いを見るに、おそらく変わり者のダメ人間なのですが、漫画的には無敵の人物です。
 メリィアンの、こちらは父親の弟であるカタブツのグラハムおじさんや、好奇心が強くて分析力にすぐれた賢い少女のメリィアンも、彼には振り回されっぱなしです。
 自分にもこんなおじさんがいたら楽しいだろうなあ、という気持ちと、こんなおじさんが身内にいたらたまらん、という気持ちの両方を。
 最終回でグリーンランドを訪ねたメリィアンが、雪ダルマの顔の雪をはらわれて、「じっ…」と見るときの顔がかわいいよ。

叔父様は死の迷惑 (ハヤカワ文庫 JA (574))叔父様は死の迷惑 (ハヤカワ文庫 JA (574))
(1997/01)
坂田 靖子

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 また、坂田先生のマンガには、イギリスを舞台にしたものの他に、アジアを舞台にした作品も多くあります。
 今回あげた中では、『アジア変幻記』、『珍見異聞』、『伊平次とわらわ』の3作。
 後二者は日本のみですが、『アジア変幻記』の舞台は、西アジアなど手薄な地域もあるものの、アジア全域にわたっています。
 2冊目の「塔にふる雪」は「象牙飾りの窓」。
 おそらくインドの話。
 後で触れる『パエトーン』にも用いられる、魔力をもち人に憑く孔雀のモチーフが登場します。
 あらすじは以下のとおり。

 ある大金持ちの家の娘が、突然、象牙の窓飾りがほしいと父親に言い出した。
 早速、窓飾りを作るために細工師が呼ばれたが、細工師は、この仕事に気がすすまない。
 娘の部屋の大きな窓を飾るためには、軍隊で使うほどの数のゾウを殺して牙をとらなければならないのだ。
 しかし、いつまでも仕事をしないわけにも行かず、細工師は、お屋敷に出向いて、娘に窓飾りの好みの具合を聞くことにした。
 美しい娘は、細工師が、象牙の代わりに大理石や白檀の木の窓飾りをすすめても、やはり象牙。
 不審に思う細工師は、彼女の側に、美しいけれど何だかヘンな孔雀がいるのを見つける。

 坂田先生の描く化け物の類は、基本的にこわくないのですが、この孔雀はなかなかにおそろしいです。
 また、同じく「塔のふる雪」に入っている「桃の村」という話は、私の非常に好きな話なのですが、この話は日本を舞台にしています(ただし戦前)。
 特に、主人公の中塚が、友達と古本屋に向かう途中、見つけた坂道を、葛飾北斎の絵の、「くだんうしがふち」に似ていると言い、更に、
「風景が絵に似てきたようだ」
「このまま世界が小さな箱庭のようになったらおもしろいなあ…」
と呟く場面が特に。

坂田靖子セレクション (第4巻) 塔にふる雪

 『珍見異聞』は、たとえば『今昔物語集』のような説話集をそのままマンガにしたような作品です。
 何にも書いていないけれど、何か元になったテキストがあるんだろうか、などと考えてしまいます。
 私は特に「芋の葉に聴いた咄」の味噌田楽が好きな医者と、その小者である子供の話「味噌ひとなめ」が好き。
 化け物も出る話なのですが、2人の緊張感のなさがたまりません。
 他には、同じく「芋の葉に聴いた咄」の「葛の葉」。
 安倍清明の母親が狐だったという、いわゆる葛の葉伝説に関する話。
 母親が狐だったというウワサに、ノイローゼ気味の清明がそれを克服するまでの話。
 清明本人に神秘的な雰囲気が全くないのが(最後ちょっとありますが)、いかにも坂田先生だなあ、という感じ。
 清明に子供を助けてもらった母狐が、自分が清明の母親になってやろうか、と申し出る場面がとても良い。
 お前に母親になってもらって何になる、と言う清明に、清明の母親が狐だというウワサが嘘じゃなくなり、ウワサに腹を立てることもなくなる、というのが。
 元のセリフから、だいぶ省略して書いています。
 と、とにかく読んでみてください。

珍見異聞―芋の葉に聴いた咄 (希望コミックス)

 『伊平次とわらわ』は、平安時代の日本で、墓守の伊平次が主人公の話。
 特殊能力(伊平次は化け物などを見ることができ、また、祖父譲りの守りの小束で祓うこともできる)を持った主人公が、人外(わらわは、中納言の姫と自称する犬。野良犬の体に姫君の霊が憑いてしまった…んだろうか本当に)をお供に、毎回1つの事件を解決。
 事件は必ず死人の霊や化け物に関する事件です。
 こうしてあらすじを書くと、まるで少年マンガのよう。

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 左が伊平次で右がわらわ。
 セリフまで入れたかったので大きな画像。
 読み進めていくと、段々とわらわがかわいく見えてくるのが不思議です。

坂田靖子セレクション (第8巻) 伊平次とわらわ 2 潮漫画文庫坂田靖子セレクション (第8巻) 伊平次とわらわ 2 潮漫画文庫
(2001/02)
坂田 靖子

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 『時間を我等に』はSF。
 「時間を我等に」、「怪談」、「やわらかい機械」の3部構成になっています。
 特に、「やわらかい機械」が好きです。
 あとがきで
「人間がつくりだした唯一の生物”機械”についての物語」
と書かれていましたが、最初の「シリンダーの森」が、まさにそんな物語。
 1人暮らしの中年男性が、森に住む不思議な老人からシリンダーをもらいうけ、一緒に暮らし始めるが、シリンダーは男性の家でどんどん元気を失っていき…という話。
 ちなみに、この話のシリンダーは、このシリンダー
 これが、人間の女性のように扱われています。
 機械→人。
 対して、最後の「賢者の石」には、事故で身体の一部が「人工ナントカ」となり、
「たとえば―身体中の構成物が非生物と全部とりかわったら その人間は死んでるんだろうか―?」
と友人に尋ねる男性が出てきます。
 人→機械。
 諸星先生の「生物都市」もそうですが、機械と人間が融合する話って、ただそれだけでドキドキします。

時間を我等に (ハヤカワ文庫 JA (506))

 『パエトーン』については、先日も書きました。
 併録の「孔雀の庭」が好きです。
 ロンドンの美術商、マクグランが狂言まわしのマクグラン画廊シリーズの中の1作。
 美術商、画廊ということで、美術品が頻出するシリーズです。
 「孔雀の庭」では、リューベンスやセガンティーニの絵、ガレのガラス。
 ミントンのボーン・チャイナ…は美術品あつかいでいいのかな?
 特に印象的だったのは、セガンティーニの絵。
 「孔雀の庭」でマクグランは、没落した侯爵家の主人から美術品の買取を依頼され、その屋敷へおもむきます。
 侯爵家の主人はまだ若い男で、庭には孔雀の放し飼いにされているような広大な屋敷で、大勢の召使にかしずかれながら暮らしています。
 屋敷に泊まったマクグランは、その夜、主人に誘われて外に出るのですが、そのとき、庭の木を見て、あの絵にそっくりだ、と思い出すのが、セガンティーニの絵です。
 「嬰児殺し」または「悪しき母」。
 アルプスの白い山を背景に、雪原に生えた裸の木に吊られて身を捩る女の絵。
 女の胸の辺りには、赤ん坊が描かれていて、彼女が授乳をしていると分かります。
 屋敷の主人であるアルフレードの背景にあるものをイメージさせるような絵。
 アルフレードは、誘い出したマクグランに、養父でもある祖父が子供の頃の自分に与えた贅沢な玩具の数々を見せ、自分は祖父にこの家の生贄として選ばれたのだ、と言います。
 あらすじとしては、次の日の朝、屋敷にアルフレードの祖父の時代に勘当された叔父、ジェームズが訪ねてきます。
 どうやら、アルフレードと不仲らしい彼は、庭に散歩に出た後殺されてしまうのですが、その殺人事件の謎が解かれるとともに、侯爵家に隠された恐るべき秘密が明らかになる、というサスペンス。
 何やら、同性愛で近親相姦のにおいもするようなしないような。
 『アジア変幻記』のところでも書いたのですが、この話にも、魔力でもって人を支配する動物として孔雀が登場します。
 ジェームズの死体の背中にのって、まるで踏みつけるような孔雀のコマは、おそろしくも美しい。
 ひたすらに曲線を連ねて描かれた空中庭園も美しいなあ。
 小さい絵で分かりにくいですが、下に貼ったアマゾンの表紙画像に描かれているのが、アルフレードです。

パエトーン (ハヤカワ文庫 JA (567))パエトーン (ハヤカワ文庫 JA (567))
(1996/10)
坂田 靖子

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 最後に『闇夜の本』ですが、これは、坂田マンガのいろいろなジャンルの話をいろいろ詰めこんだ傑作集。
 私は、2の「骨董刺繍」と3の「クリスマス配達員」が特に好き。

闇夜の本 (3) (ハヤカワ文庫 JA (537))闇夜の本 (3) (ハヤカワ文庫 JA (537))
(1995/12)
坂田 靖子

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 心のおもむくままに書いていたら、何だか長くなってしまったので、いったん切ります。


 漫画ナツで、他の方の選んだマンガのリストを見るのも楽しいこの頃。
 楽しく、そして悔しい。
 しまったこれも選んでおけばよかった、しまったこんなおもしろいマンガを今まで読んでいなかった、の二択。
 今のところは前者が多いのですが、これから、リストアップされている未読の作品を読んでみるにしたがって後者が増えていくんだと思います。


やってしまった!

 やばいやばい。
 漫画ナツで選んでいた100作のうち、永野のりこ先生の『GOD SAVE THE すげこまくん!』は、全12巻のマンガでした。
 10巻しばりなのに!
 先ほど訂正して、新たに1作追加しました。
 新たに追加したのは、坂田靖子先生の『パエトーン』です。
 坂田先生のマンガは、早川文庫で持っているものが多いのですが、『パエトーン』もそのうちの1つです。
 表題作の「パエトーン」と、その続編である「プロメテウス」…ではなく、併録されている「孔雀の庭」が好きなのです。
 たぶん、1番最初に読んだ坂田作品じゃなかろうか。
 高校生のとき、学校の近くにあった図書館に、『坂田靖子の本』の、何故か1巻と2巻だけが入っていたのです。
 「孔雀の庭」は、2巻の方だったと思う確か。
 画商のマクグランを狂言まわしにした、美術品をめぐるシリーズのうちの1作です。
 坂田先生によれば、ビクトリア朝のバジル氏の時代よりも少し後だというから、時代は19世紀末から20世紀の初頭…でしょうか。
 シリーズの中でも、とりわけシリアス、耽美色の強い1作で、シリーズではおなじみのキャラクター、マクグランの上客であるベック氏も出てきません。
 ああ、しかし、それにしても恥ずかしい。
 『すげこまくん』は、全部で12巻。
 11巻と12巻のない『すげこまくん』なんて、『すげこまくん』なんて…!
 何だか同じ間違いを、他のマンガでもしているような気がしてドキドキします。


男のおしゃれはもみあげから

 今日の夜から、兄家の人々がわが家に泊まりに来ています。
 小さい人たちがアニメを見たい、と言うので、よし、わが心の『銀河鉄道の夜』(猫)を見ろ、と思い、見せたところ、恐い、と言われ途中でストップになりました。
 畜生…。
 その後、小さい人のうち更に小さい人のリクエストで『カリオストロの城』を。
 違うよ、その人はムスカじゃないよ伯爵だよ。
 ところで、伯爵を殿下と呼ぶところのジョドーさんが、伯爵の小さな頃から仕えているという記事をどこかで読んだような気がしますが、模造記憶かもしれません。
 伯爵の父親代わりだったりしないだろうか…。
 服装のせいか、どうかするとルパンが達海に見えて困ります。
 しかし、髪型というかもみあげは夏木。
 男のおしゃれはもみあげから。

「あの子」

 「あの子」という歌は、先日、朝日の特番で、石原さとみが取材しに行った先の小学校の児童たちが歌っているのを、初めて耳にしました。
 そして、今日(もう昨日か)、祈念式典でも同じ小学校の児童たちが歌っていました。
 とてもきれいな歌です。
 歌詞が知りたいな、と思い、検索したところ、主にサッカー関係の記事を読みによくおじゃましているブログ(→こちら)がヒットして驚きました。

ふと

 ふと、小学校の給食で出たマーガリンの味を思い出して気持ちが悪くなる。
 あれほど邪悪な食物を他に知らない。
 食パンと一緒に出るのが常だったが、固まっているため、塗りにくかった。
 大きいおかずの器の下に敷いて、ある程度溶かしてから塗るのが良い、というのが定説。
 が、小学生の身には、ある程度がどの程度かなど分からなかった。
 結果として、いつも液状化したマーガリンをパンに塗って食べることとなった。
 しかし、液体になったところで、あのマーガリンの邪悪さは少しも減じることはなかった。
 給食で出た他のものは何でもおいしく食べた記憶があるが、あれだけはどうにもダメだった。
 だから、先生の目を盗んで、マーガリンをナプキンの下に隠し、こっそり家に持ち帰っていた。
 あのマーガリンのせいで、今でもマーガリンが全般に苦手である。
 業務用じゃないのはおいしいよ、と言ってくれる人もいたが、もうマーガリンというだけでダメ。
 ついでに、マーガリンと用途のかぶるバターにも、心を許せない何かを感じている。
 バターには完全にとばっちりである。
 バターすまない。
 こうして書いている間も、うう…あのマーガリン…とまだまだ気持ちが悪い。
 こうなったら、こんな時間だけれど何か食べようか、と思う。

漫画ナツ100 その2

 こちらの記事の続き。
 リストアップされているマンガの内容については、予告なくネタばれする可能性があります。
 今回から各論で、まずは、上にリンクした記事のうち、1.のマンガについて。

『マッドメン』 諸星大二郎
『風の谷のナウシカ』 宮崎駿
『銀河鉄道の夜』 ますむらひろし
『ジーザス』 七月鏡一/藤原芳秀
『だいらんど』 がぁさん

 以上の5冊です。
 個人的に、とにかく誰にでもすすめたくなるマンガというか、これらが好きだという人とは、趣味が合うかも!と期待してしまいます。

 『マッドメン』と『ナウシカ』については、語る言葉なし。
 いずれも、一度は壊された世界で、神話になることを宿命づけられた、前者は兄妹の、後者は少女の物語…だと思います。
 語る言葉なし、とか言いつつ語ってしまった。短いけれど。


マッドメン (1) (創美社コミック文庫 (M-1-1))マッドメン (1) (創美社コミック文庫 (M-1-1))
(2006/07)
諸星 大二郎

商品詳細を見る

ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」
(2003/10/31)
宮崎 駿

商品詳細を見る


 『銀河鉄道の夜』は、アニメ映画にもなったマンガで、アニメの方も死ぬほど好きなのですが、マンガもいい。
 『ジーザス』は、ちょうど私が「サンデー」を毎週買っていた頃に連載されていたマンガ。
 世界一の殺し屋が、ひょんなことから高校の先生になって…という話。
 ひょんなことからって便利な言葉だな。
 いろいろ考えると、つっこみどころは満載のような気がするんですが、とにかく「かっこいい!」の力技で最後まで引っぱっていかれます。
 だって、最終エピソードのタイトルが、「炎のフェダイーン」ですよ。フェダイーンは戦士ですよ。
 負けてしまいませんか。私は負けてしまいます。
 「ヤングサンデー」で連載された『闇のイージス』の前日譚…というほど繋がりはありませんが、同じ世界の話です。

銀河鉄道の夜 (扶桑社文庫)

JESUS (1) (小学館文庫)JESUS (1) (小学館文庫)
(2002/12)
七月 鏡一藤原 芳秀

商品詳細を見る


 最後の『だいらんど』については、ちょっと長く。
 あらすじは次のとおり。

 うだつの上がらないチンピラの正(本名正雄・36)は、これがヤクザとして芽を出す最後のチャンス、と鉄砲玉を命じられる。
 失敗してフクロにされ、隙をついて逃げ出したものの、路地に追いつめられて絶体絶命のピンチに。
 ところが、うす汚いピエロ(?)の人形が路地に落ちているのを見つけた次の瞬間、正は、花が喋り、空からごちそうが降る、何だかメルヘンな世界に立っていた。
 そこで正が出会ったのは、「だいらんど」のお昼の国のお姫様、メリーアン。
 誰も働かず、誰もしなず、怒りや憎しみも存在せず、セックスもなく、どっちを向いても笑顔しかない。
 そんな世界に、どうにも馴染めない正は、メリーアンとともにお昼の国を出る。
 お昼の国の次は大人の国。
 正は「だいらんど」のいくつもの国を旅して、無事に元の世界に戻れるのだろうか…元の世界に戻っても無事ではないが、という話。

 あとがきによると、多くの童話では、おとぎの国に迷いこむのが純真な子供であるため、迷いこんだ先の世界を抵抗なく受け入れてしまうが、では、迷いこんだのが、汚れきった大人だったらどうなるだろう?きっと抵抗しまくるに違いない、というのが、本作の発想のきっかけだそうです。
 まさにそんな話。
 前にもどこかで書きましたが、この内容を、1冊でまとめたのがすばらしい。
 ギャグとシリアスのバランスがよくて、全体的なテーマもあって、更には「だいらんど」という世界や登場するキャラクターたちの、物語中に描かれてはいない過去、背景も想像させてくれる、という意味で描ききられているのに余力もある。
 何だか誉めまくっていますが、とてもとても好きなのです。
 あと、キャラクターがかわいいですよ。
 正を慕うお姫様のメリーアンや、がぁさんのよく描く、ロングヘアでメガネでセクシーな女性のルーシー(最初は大人の国の大統領補佐官として登場)はもちろん、正もかわいい。
 特に、動物の国で動物に変身した姿は途方もなくかわいい。パンダは「パンダパンダ!」と鳴くらしいですよ。
 子供の頃に、絵本ではなく長めの童話、『オズの魔法使い』や『青い鳥』、『不思議の国のアリス』などをよく読んだ、今は大人の人におすすめの1冊です。

だいらんど

ぼくらのサック

 ゲキサカのジャイキリコンテンツ、選手のプロフィール画像更新。
 堺さんの画像が、リーグジャパンチップスの回のに変わってます。6巻出たからでしょうか。
 この後赤面するんだよね。公式で赤面!?と、雑誌で初めて見たとき、びっくりした覚えがあります。
 堺さんはかわいいなあ。

 今週の「モーニング」。
 ジャイキリは、とうとう王子ケガ?の伏線回収。他にカードなど。
 目次のページに、とても美しい監督がいらっしゃいます。梅吉先生ありがとうありがとう。

漫画ナツ100

 今年は、こちら↓の企画へ参加させてもらおうと決意。
【暑い夏を】 漫画ナツ100 【熱い夏へ】
 はじめてです。よろしくお願いします。

 各マンガについて、詳しくは、エントリを改めて書きます。
 集計用一覧 マンガナツ100

 『GOD SAVE THE すげこまくん!』(永野のりこ)の単行本が10冊をこえていることに気づきました。
 ので、訂正しました。
 申し訳ありません。
 集計用の一覧も訂正済みです。
 新たに加えたのは、『パエトーン』(坂田靖子)です。

 タイトル 作者 掲載誌 出版社 の順で並べました。計100です。
※ 掲載誌は、分かる範囲で書いています。複数ある場合は代表で1誌を。
※ 出版社は、現在、もっとも手に入りやすいと思われる版を出している出版社です。
※ 掲載誌名等、ミスなどあればご指摘ください。


1.とにかく読もうぜ! 別名グループ分けできませんでした

マッドメン 諸星大二郎 月刊少年チャンピオン 創美社(文庫)
風の谷のナウシカ 宮崎駿 アニメージュ 徳間書店
銀河鉄道の夜 ますむらひろし   扶桑社(文庫)
ジーザス 七月鏡一/藤原芳秀 少年サンデー 小学館(文庫)
だいらんど がぁさん ヤングキングアワーズ 大都社

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2.作家読み3人

アジア変幻記 坂田靖子 コミックトム 潮出版社
マーガレットとご主人の底抜け珍道中 坂田靖子 プチフラワー 早川書房
叔父様は死の迷惑 坂田靖子 ASUKA 早川書房
闇夜の本 坂田靖子 デュオ 早川書房
時間を我等に 坂田靖子  早川書房
珍見異聞 坂田靖子 コミックトム 潮出版社
伊平次とわらわ 坂田靖子 コミックトム 潮出版社
パエトーン 坂田靖子 グレープフルーツ 早川書房

→ 詳細はこちら

Sci-fiもーしょん! 永野のりこ アスキーコミック アスペクト
みすて・ないでデイジー 永野のりこ 少年キャプテン アスペクト
科学少年01くん 永野のりこ SFアドベンチャー アスペクト
ハネムーンプラネット 永野のりこ ミステリーレディース アスペクト
どーしちゃったの!?KENにーちゃん! 永野のりこ コミックライジン ワニマガジン社
電波オデッセイ 永野のりこ コミックビーム アスペクト
ちいさなのんちゃん 永野のりこ 産経新聞 アスペクト
STAND☆BYみ~ちぇ!! 永野のりこ マガジンZ 講談社

東のエデン 杉浦日向子 サンデー毎日 筑摩書房
ニッポニア・ニッポン 杉浦日向子 別冊アクション 筑摩書房
とんでもねえ野郎 杉浦日向子 筑摩書房
百日紅 杉浦日向子 漫画サンデー 筑摩書房
百物語 杉浦日向子 小説新潮 筑摩書房


3.キーワードは「夏」

アドルフに告ぐ 手塚治虫 週刊文春 文藝春秋
コミック昭和史 水木しげる 講談社
総員玉砕せよ! 水木しげる 講談社
はだしのゲン 中沢啓治 少年ジャンプ 汐文社
ロボット三等兵 前谷惟光 少年クラブ マンガショップ
夕凪の街桜の国 こうの史代 漫画アクション 双葉社
38度線 石原理 ZERO ビブロス
飛ぶ教室 ひらまつつとむ 少年ジャンプ 集英社

→ 詳細はこちら

甲子園の空に笑え! 川原泉 花とゆめ 白泉社
天使とダイヤモンド 那州雪絵 花とゆめ 白泉社

→ 詳細はこちら

おそろしくて言えない 桑田乃梨子 LaLa 白泉社
未来歳時記バイオの黙示録 諸星大二郎 ウルトラジャンプ 集英社
ドラえもんのび太の魔界大冒険 藤子F不二雄 コロコロコミック 小学館

人魚の傷 高橋留美子 少年サンデー 小学館
光の海 小玉ユキ flowers 小学館
バイオ・ルミネッセンス 漆原友紀(志摩冬青名義) ファンロード ラポート
私家版魚類図譜 諸星大二郎 モーニング 講談社
海人ゴンズイ ジョージ秋山 少年ジャンプ 集英社


4.歴史もの

日出処の天子 山岸凉子 LaLa 白泉社
KING OF ZIPANGU 信長 森川久美 ミステリーDX 角川書店
源氏物語 長谷川法世 中央公論新社
新撰組 黒鉄ヒロシ PHP研究所
坂本竜馬 黒鉄ヒロシ PHP研究所
旧約聖書創世記 藤原カムイ 白泉社


5.「場」の力 仲間とか友情とか青春とか

DOLL MASTER 井原裕士 電撃大王 メディアワークス
河よりも長くゆるやかに 吉田秋生 別冊少女コミック 小学館
ここはグリーンウッド 那州雪絵 花とゆめ 白泉社
どいつもこいつも 雁須磨子 メロディ 白泉社
動物のお医者さん 佐々木倫子 花とゆめ 白泉社
究極超人あ~る ゆうきまさみ 少年サンデー 小学館
げんしけん 木尾士目 アフタヌーン 講談社
野蛮の園 西川魯介 ヤングアニマル嵐 白泉社
女神異聞録ペルソナ 上田信舟 Gファンタジー スクウェア・エニックス
QP 高橋ヒロシ ヤングキング 少年画報社
るきさん 高野文子 Hanako 筑摩書房
きんぎょ注意報! 猫部ねこ なかよし 講談社
マリア様がみてる 今野緒雪/長沢智 マーガレット 集英社
笑うミカエル 川原泉 花とゆめ 白泉社
王室スキャンダル騒動 遠藤淑子 別冊花とゆめ 白泉社
この度はご愁傷様です 宮本福助 モーニング 講談社


6.時にリアルよりリアル マンガの中の恋

わたしのことどう思ってる? 西炯子 ウィングス 新書館
パーマネント野ばら 西原理恵子 新潮45 新潮社
長い道 こうの史代 すてきな主婦たち 双葉社
指輪物語 高杉菜穂子 なかよし 講談社
オレンジポケット 高瀬綾 なかよし 講談社
各駅停車 谷川史子 りぼんオリジナル 集英社
ラヴァーズ・キス 吉田秋生 別冊少女コミック 小学館


7.良い子のみんなも買えるエロ エロ漫画誌掲載非エロのおもしろさ

紺野さんと遊ぼう 安田弘之 マンガエロティクスF 太田出版
Look at ME!! がぁさん 少年キャプテン 徳間書店
忠犬ディディー 古賀亮一 コミックメガストア コアマガジン社
ニニンがシノブ伝 古賀亮一 電撃大王 メディアワークス
LIZARD KING 馬場康誌 絶漫 ワニマガジン社
ななこSOS 吾妻ひでお ポップコーン 早川書房


8.画面の密度

神戸在住 木村紺 アフタヌーン 講談社
しあわせももりんご うさくん コミックHOLIC フォックス出版
ひよこ時計PiPiPi 高瀬綾 なかよし 講談社
夢使い 植芝理一 アフタヌーン 講談社
3年奇面組 新沢基栄 少年ジャンプ 集英社
おさんぽ大王 須藤真澄 コミックビーム エンターブレイン


9.同年代の皆さんへ ギャグ漫画

神聖モテモテ王国 ながいけん 少年サンデー 小学館
道士郎でござる 西森博之 少年サンデー 小学館
最近のヒロシ 田丸浩史 少年エース 角川書店
お父さんは心配症 岡田あーみん りぼん 集英社
こいつら100%伝説 岡田あーみん りぼん 集英社
ルナティック雑技団 岡田あーみん りぼん 集英社
永沢君 さくらももこ ビッグコミックスピリッツ 小学館
THE MOMOTAROH にわのまこと 少年ジャンプ 集英社
レベルE 冨樫義博 少年ジャンプ 集英社
幽玄漫玉日記 桜玉吉 コミックビーム エンターブレイン


10.ギャグ漫画 4コマ編

SENGOKU 山科けいすけ まんがくらぶ 竹書房
現代思想の遭難者たち いしいひさいち 現代思想の冒険者たち月報 講談社
学園ルンバ 羽崎やすみ GUST 桜桃書房
かいしゃいんのメロディー 大橋ツヨシ まんがくらぶ 竹書房
あずまんが大王 あずまきよひこ 電撃大王 メディアワークス


 『ジーザス』『動物のお医者さん』『ここはグリーンウッド』は、単行本だと10冊の制限をこえますが、文庫版または愛蔵版だと10冊以内なので。

いつか郡上に

 盆踊りに行ってきました。地元の。
 イカやリング焼きを食べました。

080804_2053~0001

 おみやげはリンゴ飴(小)。
 あと、本気で踊りました。盆踊るの大好きなのです。
 わざわざ地元のに行くのは、地元限定の曲を踊りたいから。
 自意識にも友達の揶揄にも邪魔されることなく、まじめに踊ることができる。
 大人になって良かったと心から思います。
 しかし、「炭坑節」の振りで、「キヨシのズンドコ節」を踊るのは個人的には納得がいきません。
 「炭坑節」じゃダメですか。三池炭坑に月が出てもダメですか、と言いたくなります。

WFエスカレーター事故

 昨日のWFでのエスカレーター事故について。
 私はNHKのニュースで最初に知りました。他人事じゃない。
 事故に遭われた方、怪我をされた方には、お見舞いを申しあげます。
http://bakaneko.way-nifty.com/revoltech/2008/08/post_9bd3.html

 海洋堂リボルテックのブログ。
 同記事内の続報にリンクされているブログの記事も参照のこと。

 「エスカレーター」を「エレベータ」と書き間違えていたため訂正しました。
 実物はともかく、文字ではこの2つの区別がつかないんだ。

がんばろうの呪文

 作業中にいつも思い出す、『慎治』(今野敏)で古池先生が慎治に、プラモ作りの際、失敗をおそれるな、やり直す方法は必ずある、というようなことを言っていた場面。
 また思い出す、何のあとがきか忘れたけれど、吉本ばななが、今の若い人は目が肥えているから、1週間で作ったようなものは1週間で捨ててしまえる、というようなことを書いていた。
 がんばろうがんばろう。

ラーメン大好き

 『ポニョ』2回目観てきました。
 映画の終わった後、頭の中ではまるで呪文のように、ラーメンラーメンラーメンと。
 食べたい…。
 家に帰って、できる限り再現したものを作りました。
 ハムの厚さや茹でタマゴの個数など、いくつかダウトはありますが、まずまず満足。

080801_2257~0001

あなたはどうですか?

 お酒は大好きですが弱いのです。
 飲み会の翌日には、前日の己の言動を思い返して死にたくなります。
 反芻反芻。
 なりませんかなりませんか。

 そして今日は1日なので、夜には2度目の『ポニョ』に行こうと思います。

 今週は、『蘇る玉虫厨子』も観ました。
 父から劇場共通のチケットをもらったので、『ぼくの大切なともだち』とどちらにしようか迷ったけれど、こちらにしました。
 確か今日までの上映。
 お金があればいろいろなことができます。
 やりたいこと、すばらしいこと。
 映画を観て、お金を大切にしようと改めて思いました。

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