123号

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

わたくしあっての殿ですもの

 そういえば、先週末、ドライブがてら蒲郡に行きました。帰りにサービスエリアに寄ると、おみやげコーナーで、『功名が辻』が大々的に。
 さすが大河、と思いつつも、お菓子ばかりだったので、特に買う物はないな、と眺めていました。

 ところが、
joshin33.jpg

 くず餅。

joshin31.jpg

 何ですか、このリアルに頭の悪そうなかわいこちゃんは。

 しかも、千代が、
joshin32.jpg

《わたくしあっての殿ですもの せいぜいお手柄なさりませ》
 …小馬鹿にしてるっぽい。

 という訳で、買いました。買わずにはいられませんでした。
 中のくず餅は、ちゃんとおいしかったです。

スポンサーサイト

『功名が辻』第17回「新しきいのち」

 何回かぶりに、on timeに一豊君をwatchできました。Togetherしようぜ!

 今回はもう、
《考えておらぬ》
これに尽きるでしょう。
 妊娠中の千代に、男の子が生まれたら、秀吉の「秀」と一豊の「豊」を合わせて秀豊丸にしたいの、と一豊君。女の子だったら?ときかれて、
《考えておらぬ》
と一言。
 うわ、もう馬鹿。何たる馬鹿、という感じでした。何そのいい笑顔。一豊君がない知恵をギリギリ絞って考えたらしい秀豊丸から、「豊」の字は抜いた方がいいんじゃないですか?と思わず言いたくなるような清々しい馬鹿さ加減。しかも、後で分かるのですが、秀吉は一豊君から千代のご懐妊を知らされていなかったようで、ということは、「秀」の字は無断使用ですか一豊君。秀吉が、あげないって言ったらどうするんでしょうか一豊君(言わなさそうだけど)。いや、しかし、そんな手回しの悪さも一豊君には魅力の1つです。
 何だか今回もかっこよかった六平太が、娘さんがお生まれになりましたよ、と知らせに来たときには、嬉しい半分に、「えー?女かよー」も半分な様子がありありと見えました。最低です一豊君。むしろ生意気です一豊君。
 一豊君、誰かに「一豊のクセに生意気だぞ」って言われないかなあ。言ってほしいなあ。「旦那様のクセに生意気です」とか。本当は千代に言ってほしいんだけど、さすがに言ってくれなさそうですから、第二希望で秀吉に。「一豊のクセに生意気だ」と。うーん、違和感ない。一豊君は戦国ののび太です。でも、メガネがないので、のび太ランクは多少低め。しずちゃんのお父さんに(この場合は津川雅彦ですか。今回、お産の手伝いに来ていた千代の養母上が髪をおろしているのを見て、あー、不破さん本当に亡くなられたんだな、としんみりした気持ちになりました。爆発オチの不破さん…)それはともかく、しずちゃんのお父さんに、《あの青年は人のしあわせを…》という、例の伝説のセリフを言ってもらえないのび太です。だって、もう、
《考えておらぬ》
ですから。メガネののび太なら、そんなことは言いません、きっと。わたし信じてる。
 しかし、その後、初対面した娘のよねちゃんを抱かせてもらって、お約束のように泣かれて困惑していたのはかわいかったです。いや、
《考えておらぬ》
もかわいかったですが。
 でんでん太鼓をでんでんやっていたのもかわいかったですね。わあ、馬鹿が親馬鹿になった。立った立ったクララが立った、という感じで。
 はあ。馬鹿馬鹿連呼してすみません。馬鹿って言う奴が馬鹿だ、と思いつつも、言わずにはいられません。一豊君に対する「馬鹿」は、「かわいい」と主観的には同義語なのです。なのですが、ご不快になられた方がいらしたら申し訳ないというか何というか。

 日本史の教科書のmainstreamとしては、そろそろ、本能寺の足音が聞こえ始めたようです。一豊君と千代が明智さんのお城へ遊びに行って光秀と3人で話しているとき、backで流れていたmusicが、まるで、映画『ジョーズ』の「ジャージャン ジャージャン ジャージャン」のように聴こえました。Togetherしようぜ!


よつばと青い花

 今日から週末まで、島根に行ってきます。明日以降はともかく、今日はまるまる観光にあてられそうなので、ちょっと嬉しいです。
 土曜日の再放送と日曜日の本放送と、『功名が辻』のビデオ録画もセットしました。一度やると慣れるものです。前回は取扱説明書を片手に、ずいぶん苦労をして留守録のセットをしましたが、今回は、取扱説明書は最後にちょっと確認しただけでセットできました。見ることは見ました。慎重派なもので。

 島根まで、電車での移動時間が長いため、その間に読もうと、昨日、マンガを2冊買いました。『よつばと!』の5巻と、志村貴子『青い花』1巻です。…待ちきれなくて、2冊とも、昨日のうちに読んでしまいました。

 『よつばと!』は、ヤンダが登場したのに驚きました。最終回まで、名前は何度も出るけど決して登場しない人、なのかと思っていました。それだと、いかにもあざとすぎるのでしょうか。
 『よつばと!』は、マンガの中でのときを、夏休みに限定していることで、こういうマンガの他の季節もののお約束(たとえば、クリスマスにはクリスマスの話とか)から、解放されているのが上手いなあ、いいなあ、といつも思います。そうすると、いつも、タイムマシンで時間をさかのぼったりしていた『ハイスクール!奇面組』のことが思い出されて切なくなります。
 キャラクター的には、今回は、とーちゃんと風香でした。いや、私は常に風香なわけですが。風香のちょっとまぬけなところと、とーちゃんが彼女をちょっと小バカにしている感じがたまらなくいいな、と思いました。もうね、私はこの2人がくっついていいよ、むしろこの2人にくっついてほしいよ。それだと、読みきりになりますが。

 『青い花』は、ある方に勧めていただいて読んだのですが、もう!これ!良かったです!読了後、興奮のあまり、その方に思わず携帯電話で長文メールを打ってしまいました。その節は失礼しました。
 いわゆる百合マンガなのです。しかし、それはもう新鮮な百合でした。勧めてくださった方へのメールにも書いたのですが、おそらく幼なじみ2人の物語なのですが、ストレートにそこへ行かないところ、百合の人間関係が流動的なところが、新鮮だ!と思いました。今後、井汲さんとあーちゃんも、どうにかなりそうな気がします。
 新鮮といえば、ふみちゃんのキャラクターも新鮮でした。見た目と中身にギャップがあるようなないような。表情がコロコロ変わるので、見ていて楽しいです。
 そして、あーちゃん。あーちゃんを見ていると、かわいいは正義!だと思います。ポンちゃんも。《ごめん…怒んないでおくれ》がかわいい。何だあのかわいい子たちは…。しかし、あーちゃんは、かわいいだけでなく凛々しくもあります。《ふみちゃんが気にすることじゃないよ 悪くないんだからね》、のかっこよさ。あーちゃんが初恋の人だという、ふみちゃんの気持ちが分かります。ちなみに、私、本書を読む前に、ネットであらすじと表紙の絵だけ見たときは、あーちゃんがふみちゃん、ふみちゃんがあーちゃんだと思っていました。
 先輩は、私はこういうキャラはあんまりな…と思いながら読んでいたら、後半、先生とのエピソードで「うわあ」と思いました。あの涙とあの手紙の威力は絶大です。
 早く続きが読みたいマンガが、また1つ増えました。

エンデのおじさん

 小学生のときでしょうか。当時、流行っていた白いキツネのマフラー(片端にキツネの顔がついていて、洗濯バサミのようなものが付けられた口の部分で、もう片端を挟むという構造になっているフェイクファーのマフラー)に、「ファルコン」という名前をつけていたら、親が、『はてしない物語』と『モモ』を買ってくれました。私は、特に外国のファンタジーというのは読まない方で、『指輪物語』も『ナルニア国物語』も、原作はおろか映画さえも見たことがない、という食わず嫌いもいいところの人間なのですが、この2作はくり返し読みました。
 もっとも、くり返し読んだとはいっても、決して「素敵!」と思いながら読んだわけではなく、読んでいる間中、「そうなんだけど、そうじゃないんだよ、エンデのおじさん!」と痒いところに手が届かない感覚を味わい続けた記憶があります。『はてしない物語』の映画版である、『ネバーエンディングストーリー』で、バスチアンがファルコンに乗って現実の世界に現れるラストに、ミヒャエル=エンデは大激怒したそうですが、私には、むしろ、そちらの方が原作のラストよりもスッキリとしました。
 ミヒャエル=エンデは、今に至るまで、決して好きな作家とは言えないものの、気になる作家です。以前、もし何かオリジナルの小説なりマンガなりをかけ、と言われたら、高校生か大学生の女の子を主人公にして、ジュディマリの「風に吹かれて」みたいな話を作りたいと書きました。そのときのタイトルは、「明日国(あしたこく)」にしたいな、と思っているのですが(益体もないことを考えるのが大好きなのです)、それだって、戯曲『サーカス物語』の「明日国(あしたのくに)」です。どうも何か、蚊に刺されたあとがいつまでも痒い、ように、エンデのおじさんの書いたものが気にかかり続けます。

ぐずぐず

 『功名が辻』、ビデオ録画セットしましたよ。
 今日は、『功名が辻』の再放送があるのに、友人がサッカー観戦に誘ってくれたのに、私は出かけなければなりません。行きたくないよう…。瑞穂になら行きたい。むしろ瑞穂に行きたい。
 以上、グズグズ言ってみました。
 『誰も寝てはならぬ』5巻の巻頭グラビア(違)に違和感。あれ?ゴロちゃんの下の名前って、「五郎」じゃありませんでしたか?いつのまにか「吾郎」になってます。
 少なくとも、1巻では、《五郎さんに嫌われちゃったみたいなんです》、と女の子が言っていました。カッパ着て荷物みたいに「寺」の前に座りこんでた娘。
 それでは、いってまいります。

今日はマンガの日

 買ってきました、『へうげもの』の2巻と、『誰も寝てはならぬ』の5巻。どちらも、「モーニング」ですでに読んでいた話が多かったのですが、単行本になるとまた、雑誌とは違った趣がありますね。

 ピンクのカバーもまぶしい『へうげもの』は、まさかあそこで以下続刊!となるとは思いませんでした。第14席の、明智光秀が凄い、と思います。何が凄いって、ラストのあの顔が。ついでながら、この話では、上様の具足も凄かったです。
 また、凄かったといえば、細川藤孝。た、単行本になっちゃってる…!大丈夫か?と読みながら思わずうろたえました。そっくりすぎる…。同じく、例の断面図についても、単行本になっちゃってる…!でした。上にも書きましたが、雑誌で見たときとはまた違うインパクトが、コミックスにはあります。インパクトといえば、家康の、あの味海苔のような眉毛も…。
 キャラクターでは、秀吉の弟の秀長殿や、佐介の義兄の中川清秀殿といった、主要登場人物の兄弟キャラが、いい味を出しています。動に対する静の魅力と言いましょうか。秀長殿は、大徳寺で利休と会っているときに、《少し吹雪いてまいりましたな》と言われて、障子を閉める、心得た様子が実に格好いい。直前に、秀長殿が咳いていたのや、「黒」にも心惹かれると言っていたのは、今後の伏線でしょうか。史実で、秀長殿は、兄よりも先に亡くなるのですが、これが伏線だとしたら、山田先生、そこまで描いてくださるおつもりなの?どうか続いて『へうげもの』!とついつい、鼻息も荒くなります。
 さて、兄弟キャラといえば、わが心のボスだって、上様の弟君です。今回は、素敵なシャツをお召しになって「初花」に普通にビックリしているのが素敵でした。首にクロスをかけているのも、かゆいところに手の届く演出です。山田先生、分かっていらっしゃる、ありがとう!ボスの1ファンとして、心からお礼を申し上げたいです。しかし、ボスがいかにもボスらしい活躍ぶりを見せてくれるのは、本日発売の2巻ではなく、今後3巻に収録されるだろうお話です。待て次巻!

 『誰も寝てはならぬ』は、4巻に続き、ゴロちゃんとハルキちゃんがツーショットで表紙。すみません、嬉しかったです。これまた4巻に続き、2人の身長差がありありと分かるのも嬉しかったです。
 ハルキちゃんの方が、ゴロちゃんよりも太眉なのね、とか、細かいところも、きちんとチェックしました。細かいけれど、どうでもいいことではありません。少なくとも、私にとっては大事なことです。オカちゃんが大学時代、私的にストライク!なおかっぱだったことも、私にとっては大事なことです。猫の利休之助が、ハルキちゃんのことを「ハルキさん」と呼んでいるのだって大事です。ゴロちゃんとハルキちゃんが、中学以来のツレだということは、以前から分かっていましたが、中学の中でも、中1からのつきあいで、帰り道ご一緒するような仲で、しかもその時点でハルキちゃんはゴロちゃんからゴロちゃんの家のことを聞いて知っていた、というのも、非常に大事な情報でした。乙女としては、大事度最高かもしれません。
 さて、上からも分かるとおり、常々、ゴロちゃんにはハルキちゃん、ハルキちゃんにはゴロちゃん、な私ですが、今回最もときめいたのは、雪の日の話で、「寺」から帰るオカちゃんと、文房具屋に行くためご一緒するハルキちゃんでした。《もしも私が今の仕事辞めても「寺」に遊びに来てもいいですか?》のかわいさと、《何やったら庭に百葉箱置いてもエエよ》のかわいさ。かわいさのコラボレーション。かわいさのカレーうどん。自分でもわけが分からなくなってきましたが、要するに、雪の中を並んで歩く2人がかわいかった、ということです。

体重と私

 本日は、健康診断でした。
 いつも釈然としないことなのですが、…体重が重すぎます。
 腹の中に重石のひとつも入ってやしないか、といっそ不安になります。いくら体重を額に書いて歩くわけじゃないと言ってもなあ…。
 同じくらいの体型の人と比べると、ちょっとした米袋を抱えて生きているようなものだと思うと、ゲッソリします。
 釈然としない…。

危い土曜日

 タイトルに2回続けて「土曜日」が来ています。前回は、Spiral Lifeの「Game Over」で、今回はキャンディーズ。「危い土曜日」の、《どこにゆくの ふたりは》からの、ドラマチックさが好きです。「Game Over」は、もう全編好き。特に、前回のタイトルにも引いた、《プレゼントに土曜日が欲しい》の部分は、何だかもう、いろんな意味でたまりません。ビデオだと、電車の中で車谷さんが歌いながらギターのお腹をペシペシ叩いていました。

 日曜日は、BSの『功名が辻』に間に合わんと、慌てて家に帰ると、テレビで母が夏木マリを見ていました。わが家のテレビは、原則早いもの勝ちなので、当然譲ってはもらえませんでした。同じ立場なら私だって譲りません。しかし、そんなに好きですか夏木マリ。いや、私も好きですが。絹の靴下にダメにされたい。一豊君は、土曜日の再放送で見ます。こういうとき、大河でよかったと思います。思いますんですが、土曜日の大河が再放送される時間には、確実にテレビを見られないので、ビデオしかないか、といささか憂鬱な気持ちにもなっています。というのは、昨年、わが家のテレビ周りが一気に新調されて以来、私は、新しいデッキでビデオの留守録をしたことがなく、また、やり方もよく分からないからです。しかも、買ってきた直後から、デッキの取扱説明書は、行方不明になったままなので、取説なしで私に録画ができるのか、非常に不安です。非常に不安ですが、これも一豊君のため、がんばって何とか録画をしようと思います。

プレゼントに土曜日

 昼前くらいに家を出て、1日服なんかを見てきました。しかし、すごい人出でした。やっぱり景気良いんでしょうか?景気の良し悪しなんて、普段の生活では、さっぱり分かりません。
 パンツだのキャミソールだのジャケットっぽいシャツだのを買いました。ショックだったのは、ふわっとしたシフォンのプリーツスカートを試着したとき。私は、どうもこう、尻が大きいのです。尻が大きいため、尻の部分だけ、プリーツスカートのプリーツが伸びて、プリーツスカートでない、普通のスカートになっていました。
 そんなこんなで、結構疲れてしまったので、観に行こうかな、と思っていた、松坂屋でのアンガールズのイベントも観ず、帰ってきました。夕飯は、帰り道のスガキヤで、温野菜ラーメンを食べました。いつも思うことなのですが、スガキヤの温野菜ラーメンの温野菜は、ラーメンのスープが温かいので温かいように感じるだけで、野菜自体は少しも温かくありません。温野菜ではないと思う。文句を言いつつ、いつもこれを食べていますが。
 今は帰宅して、BSで忌野清志郎のライブを見ています。
 久しぶりに、休日らしい休日を過ごしました。


おともだち

 戦前のいわゆる文部省唱歌である「広瀬中佐」は、フルコーラスで3番まで歌ってこその歌だと思います。しかし、「広瀬中佐」といい、「広瀬中佐」と同じ《旅順》が出てくる「水師営の会見」といい、歌詞の中に、普通に《弾丸》が出てくるのが今考えると凄いな、と思います。
 「水師営の会見」は、乃木大将とロシアのステッセル将軍の歌ですが、乃木大将といえば、以前、明治村で見かけた下の写真の看板も、違う意味で凄いな、と思います。
 《乃木希典のおともだち》ってなあ…。

joshin28.jpg

あの鳥以外の鳥が食べたい

 こんな時間に、ケンタッキーフライドチキンが食べたくて仕方がありませんどうしましょう。あの鳥が食べたいです。大好きなのです鶏肉。
 カーネルサンダースが、サンダースさんちのカーネル君でなかったばかりか、実はサンダース大佐でもなかったことに、驚いています。



『フラワーオブライフ』3巻

よしながふみ先生の『フラワーオブライフ』3巻を買いました。
3巻で1番好きなセリフは、翔太の《「指」で正解!!》。武田さんの《業よ》も好きですが。
 山根さんと坂井さんの話を読んで、このマンガは、本当に捨てキャラのないマンガだな、と思いました。あと、女の子が、1人1人違う体型に描かれているのも良いな、と思いました。山根さんと坂井さんは、どちらも小柄で太めですが、肉のつき方が何となく異なるように見えます。あと、この話では、菊地先生が良かったです。こういう感じの先生って実際にいらしたし、私も好きでした。高校時代のことを思い出して、ちょっと懐かしくなりました。

 3巻に言いたいこと。
 中津ハルカさんに、三国さんは脱オヤジスーツしちゃダメです。オヤジスーツだからキュートなんです、と言いたい。むしろ三つ揃いを着せたい。

 3巻に言いたいこと その2。
 斉藤先生に、なぜ真島?と言いたい。すみません、小柳先生が好きなのです。すばらしく狡くてすばらしくかわいいです。

 3巻で気になること。
 「花園」と「三国」が島本和彦的に殴り合って友情を確かめあうマンガは、誰の作か。

 3巻で食べたい物。
 パブロバ。
 油淋鶏は、近年、わが家の食卓にも出てくるようになりました。

 3巻で記憶を試されていること。
 斉藤先生が子どもの頃に夢中だったという、鈴木保奈美が江口洋介と織田裕二の間で悩む、バブル期のトレンディードラマが何か。
 …これ、『東京ラブストーリー』で正解でしょうか?上の3人が共演したドラマで、パッと思いつくのが、これしかありません。名指しもされていますし。しかし、『東京ラブストーリー』は、女男女の三角関係のイメージが強すぎて、江口洋介がどんな役だったかも、正直思い出せません。

馬場さん

joshin27.jpg


 お昼に行ったついでに、おやつを買ってきました。グリコのジャイアントカプリコです。
 ジャイアントカプリコを見ると、ジャイアント馬場さんを思い出します。
 午後もがんばろうと思いました。

かぜのひきかた

 『かぜのひきかた』といえば、辻征夫。
 というわけで、先日も書きましたが、風邪を引きました。1か月1回ペースです。どんな弱者ですかコラ。
 大方治ったのですが、咳だけがいまだに残っています。それはもう、キツネのようにケンケンと。心なしか、顔までキツネに似てきたような気がしますが、それは元からです。
 本日、ふと『ひらけ!ポンキッキ』の「タヌキのあかちゃん」が歌いたくなりました。地下鉄のホームで、ひと気がないのをよいことに、

 ターヌキのあかちゃん (ケンケンケンケン)
 ちょっとおうかがい しますけど (ケンケンケンケン)
 ゆーびしゃーぶり (ケンケンケンケン)
 いつもするんですか (ケンケンケン)

 こんなふうに、タヌキかキツネかハッキリしなさい、という感じでした。『ひらけ!ポンキッキ』の歌の中では、この季節になると、「ドキドキドン!1年生」が思い出されます。

 さーくら咲いたら1年生 ひーとーりーで行けるかな

 というアレです。桜といえば、今年はとうとう一度も花見をしないまま、今夜の雨でどうやら散ってしまうみたいです。

『功名が辻』第14回「一番出世」タイトルに偽りあり

 一豊君が月代になったよ!
 そのうち、髭も生えるのでしょうか。今、想像してみたのですが、…あまり、あまり似合わないかもしれません。

 さて、前回は感想をサボってしまいました。何とも重たい回でした。信長も秀吉もお市も皆、理不尽なことを言い、思わずツッコミたくなるような行動をし、けれど、自分がその身になってみたら、と考えれば、やはり、そう言い、振る舞うしかなかっただろうな、というような展開の中で、おとなしーーーく磔になった、万福丸がかわいそうな回でした。戦国の云々は、とりあえず横に置いておいて。
 あの万福丸役の子は上手かった。私は、あまり子どもが出てきてどうこう、というのに、心を動かされない方なのですが、小谷城を出た後の運命を知っているだけに、長政との別れのシーンでは、不覚にもウッとこみ上げてしまいました。

 私は大河ドラマ好きではありますが、普段民放や、NHKの○曜時代劇でやっているような時代劇については、それほど熱心な視聴者ではありません。毎回欠かさずに見ていたものといえば、随分昔の『殿さま風来坊 隠れ旅』が思い出されるくらいです。三田村邦彦さんの主題歌が好きでした。「黎明」。最近、ひょんなことから、この歌のファンが身近にいたことを知り、嬉しくなりました。良い歌ですよ。
 よく見るのは、大河以外では年末年始の長時間時代劇です。特に、日テレ系で昔やっていた年末時代劇は良かったです。政治家同士がごちゃごちゃやったり、お侍同士がチャンバラやったりするのが好きなのです。ゆえに、家族が、夫婦が、愛が、というような話は、正直、要らないな、と思ってしまいます。ただ、前回の一豊君には、千代とのシーンがあって本当に良かった、と思いました。仲間由紀恵さんが良くなっています。

 前回、諸悪の根源のように見えた信長ですが、ラストの独白と、以前の長政に対する態度を見れば、信じていたからこその裏切りへの怒りなのだ、と思えば、あの態度も納得がいきます。もちろん、裏切られて怒れる立場か、と言われれば、ひと言もないわけですが。
 以前にもここで書いた、森川久美先生の『信長 KING OF ZIPANGU』で、荒木一族の処刑の場面だったでしょうか、《信じていたもの 目をかけていたものに裏切られたとき この方の怒りは狂気になる》、という久慈三郎のモノローグを思い出しました。今、手もとにないので、正確な台詞が引用できないのが残念です。

 14回の感想は、また項を改めて。



備忘録

 4月21日に、『へうげもの』の2巻と、『誰も寝てはならぬ』の5巻が出ます。4月21日は、TMがデビューしたり終了したりした日。
 今週の「モーニング」には、上の両マンガとも掲載されていて、嬉しかったです。
 『へうげもの』は、主人公の古田織部と、わが心のボスが、本能寺の焼け跡で何かいいものが落ちていないか探す話でした(語弊あり)。昨日、実写のボスに風間杜夫さんはいかがですか、と心ヒソカに抱いていた、カレーうどん的提案を、友人にしてみましたところ、あまり反応がよくありませんでした。あまりにもカレーうどんだったか、と反省することしきりです。
 『誰も寝てはならぬ』は、ヤーマダ君の話。ヤーマダ君のお爺ちゃんが出てくると、何だか得をしたような気になります。お乳が大きいことよりも、よっぽどのお得感。いや、お乳が大きいのも良いことだと思いますが。エイエイオッパイ。『誰も寝てはならぬ』では、ゴロちゃんとハルキちゃんの関係に、タダナラヌものがあったらいい、と夢を見たり見なかったりしています。すみません、見ています。ベタベタの幼なじみじゃなくて、中学から一緒、っていうのがポイントだな、と考えたりしています。

『砂の巨人』

 季節の変わり目に油断をしていたら、風邪をひきました。昨夜寝る前、熱が出でいるせいか寒かったので、鷹の爪の輪切りになったものを小さじ1杯ほど、オブラートに包んで飲んでみました。飲んだ直後はノドがヒリヒリして、正直、飲んだことを後悔しましたが、その後、お腹の中から温かくなってきて、よく眠れました。今朝起きたら、すっかり平熱に戻っていました。ありがとう唐辛子。
 NHKの『探検ロマン世界遺産』で、タッシリ・ナジェールを見ました。タッシリ・ナジェールを見ると、諸星大二郎先生の「砂の巨人」を思い出します。好きなマンガ家の作品は、なるべく新刊本の本屋で買おうと決めているのですが、「砂の巨人」が収められた、朝日ソノラマの『砂の巨人』だけは、絶版だったため、古本屋で探して買いました。『探検ロマン世界遺産』を見ながら読み返していて、同じく『砂の巨人』所収の「ロトパゴイの難船」に出てきた、馬車で去る子どもが、「砂の巨人」の白い娘であることに、初めて気づきました。
 今は、『エンタの神様』をチラチラ見ながら、『世界ふしぎ発見!』を見ています。最近、草野さんが出ているカゴメのCMが好きです。カゴメのCMが好きといえば、何年か前にやっていた、(多分)野菜生活のCMが好きでした。うろ覚えですが、《でらぱーぱ あいらぶにゅー》という締めの入った、何ともほのぼのとしたメロディに合わせて、いろんな人がいろんなことを歌うCMでした。中学生の男の子2人が、《君こそ僕の真の友》と歌うのが、特にかわいかったです。

寝言のようなこと

 後輩からアンガールズのDVDを借りました。『ナタリー』です。アンガールズは、出てきた当初、「ジャンガジャンガ」が観客にウケている状態が、正視に耐えなかったため、ご本人たちも苦手でしたが、田中さんがタイプの男性だということに気づいてから、一気に好きになりました。すみません。『ナタリー』のコントでは、「カレー」が好きです。
 アンガールズは、最近あまり言われていませんが、「キモカワイイ」と言われています。「キモカワイイ」は、キモイとカワイイが合体した言葉ですが、これが、キモくてカワイイ、なのか、キモイのにカワイイなのかが何となく気になります。
 というのは、「キモカワイイ」の主筋にあたる言葉が、「エロカワイイ」であり、「エロカワイイ」に含まれているエロイが、いわゆるエロという言葉とは違う意味でもって用いられているらしい、ということを知ったからです。
 『ナタリー』は、エンドトークも好きです。何というかこう、スパイラルライフの最初のビデオを見ているときのような、切ない気持ちになります。

本当はおそろしいオブラート

 先日もここで書いたように、私は今、朝晩の食前にお薬を飲んでいます。それで本日、ヒドイめにあいました。いや、自業自得なんですが。
 これも先日書いたように、飲んでいるのは粉ぐすりです。私は粉ぐすりが苦手なため、服用の際には必ず、オブラートを使用しています。先端のとがった袋状の高いオブラートではなく、普通の丸い安いオブラートです。100枚100円。

 で、今日、何がいけなかったのか、そのオブラートのうち、一番うえのやつが、ケースの蓋とオブラートの間に挟んである薄紙に、一部ペタッとはりついていました。ご存知のとおり、オブラートというのは、水気に触れると、ベタベタしたり穴が開いたりするのです。雨が降っていたからでしょうか。ともかく、はりついたオブラートを引っ張って薄紙からぺリッとはがすと、一部破れました。
 破れたオブラートは、もうオブラートとしての用をなしません。そのまま捨ててもよかったのですが、生来の貧乏性で、「もったいない」と思ってしまったのです。これがいけませんでした。私の飲んでいる粉ぐすりは、一包の量が多く、オブラートで包んだとき、いつも端からあふれてしまいそうになるのが、不満でした。そこで、破れたオブラートの再利用として、分かりますでしょうか、栗きんとんみたいな形になった薬の包みの上から、もう1枚、破れたオブラートをかぶせて、栗きんとんをアンコ玉みたいな形にしたのです。

 ところが、オブラート1枚というのは、意外と嵩のあるものなのです。2枚のオブラートで包まれた粉ぐすりは、予想以上に大きなアンコ玉になりました。ノドは割と立派に開いている方ではあるものの、それでもちょっと無理じゃないですか、これ?という大きさになってしまったのです。どうしようかな、と思いました。しかし、貧乏性のほかに面倒くさがりという性質も私は持っていまして、すなわち、もう一度この包みをバラして新しいオブラートで包みなおすのは、いかにも面倒くさい、と思ったのです。同時に、新しいオブラートと今使われているオブラート、計3枚のオブラートが、「もったいない」とも思いました。それで、「まあいいか」と、そのまま、大きめのアンコ玉を飲むことにしたのです。
 結果からいうと、まあよくありませんでした。私の口とノドの連結部を、アンコ玉は通過してくれませんでした。「うわ、これは無理だ」と思い、ヘビのようなノドの動きでもって、アンコ玉を、連結部のノド寄りの位置から、口寄りの位置へと戻しました。ところが、先に述べたように、オブラートというのは水気で溶けるのです。人体の何パーセントかは知りませんが、人体の何パーセントかは水分でできているので、当然、私の口だのノドだのだって、水気と無縁ではいられない場所です。要するに、口の中でアンコ玉が崩壊したのですね。先ほどからアンコ玉アンコ玉といっていますが、これはあくまで比喩であって、アンコ玉が崩壊したからといって、中から現れるのは、もちろんアンコではありません。粉ぐすりです。苦く、ノドをゲホゲホさせて果ては気管の方にまで入り込み、呼吸を妨げるあの粉ぐすりです。そんな粉ぐすりが、通常の2倍の量のオブラートの助力を得て(オブラートは溶けて口だのノドだのの壁にはりつき、しかもモシャモシャするので、やはり呼吸を妨げられます)…死ぬかと思いました。三途の川の向こうで、死んだおばあちゃんが手を振っている、のは見えませんでしたが。本当に死ぬかと思いました。
 すぐそばに、薬を飲むための水が置いてあったのですが、手が伸ばせないのですね、ああいうときは。何というかこう、緩慢におじぎをくり返すような動作、とにかく上半身を折ったり伸ばしたり曲げたりすることしかできませんでした。後から考えると、あれはタンスの角等に足の指をぶつけたときと同じ動作です。そういえば、腹痛のときにも、何とかして痛みを緩和せんと、同じような動作をします。

 危機を乗り切った後、鏡を見たら、マスカラが涙で流れて立派なパンダになっていました。パンダって、あの目のまわりの黒い部分をとったら実は結構鋭い目つきで、それが鶴瓶に似てるって、いつかタモリが言っていたような気がします。そんなことを考えながら化粧をなおしました。
 オブラートの2枚がさねは危険です。つくづく思いました。今、「2枚がさね」で、下ネタが浮かんだのですが、あまりにもくだらないので言いません。


三つ子の魂

「モーニング」で連載しているマンガ『誰も寝てはならぬ』の、気象予報士オカちゃんが、かわいくてかわいくて仕方がありません。
 もうじき5巻の出る『よつばと!』では、お隣の3姉妹中、次女の風香が何といってもお気に入りです。
 初めて好きになったマンガのキャラクターは、あろひろし先生の『優&魅衣』で、主人公の相夢優が下宿するアパート、矢荷成荘の大家の娘、大矢藍ちゃんでした。
 アニメの『らんま1/2』で、天道あかねが髪の毛を切られるシーンを見てしまった時が、私が今の私への第1歩を踏み出した瞬間だったように思えます。
 好きだなあ、かわいいなあ、と思う女の子のタイプが、私はかようにはっきりしています。男の子のタイプも、女の子ほどではないですが、かなり。ついでに、乙女としてのアレだのコレだののタイプも、必要以上にはっきりしています。だいたい3パターンくらい。


joshin26.jpg


 『優&魅衣』と同じ、あろひろし先生の『とっても少年探検隊』に出てきた呂井(ろい)先生。女の子だけでなく、地味めな先生キャラに限りない愛を注ぎたい、という嗜好にも、あろ先生のマンガが…。子どもの頃に好きだったものの影響って、大きいんだなあ、とつくづく思います。無印の単行本に併録されていた「岡科寮奇談」は、ギャグだと思って読んでいったらホラーになって、それなのに、読後には怖いというよりむしろ寂しい気持ちが残る、という何とも不思議な話でした。

軟弱者!

 メールを打っているときに、ウッカリ手が滑って、携帯電話を床に落としてしまいました。そうしたら、割れてしまいました。ディスプレイではなく、携帯電話のディスプレイのある上と、ボタンのある下の連結部、人間の体でいうと、ちょうど右肩のあたりでしょうか。ピシッとヒビが入り、部品も一部なくなっています。とはいえ、左肩は健在なため、使用するには何の問題もありません。充電もできています。変えなきゃいけませんか、これ。新しい携帯電話に慣れるまでを考えると、面倒くさいです。今と同じ機種はもうないだろうなあ、と考えると、気が重いです。いや、落とした自分が悪いのですが。しかし、1メートルもないような高さからの落下ですよ。打ち所が悪かったにせよ、弱すぎます、と思います。

はじめて

 初めて見ました。ボールを追いかけて道路にとび出す子ども。
 車校のテキストの中にしか、存在しないと思ってました。

どんでん

 こんな時間に、コーヒーを飲みつつ、チョコレートを食べています。自分の肌に何か恨みでもあるのですか、あなたは?という感じです。本日(もう昨日か)のJリーグ、ひいきのチームが勝ってひと安心、です。嬉しいというより、むしろ安心。
 今回の大河、兄妹ね、と思いながら見ていたら、最後にどんでんを返されました。お市の方は、もっと怒っていいと思います。兄に怒っていいと思います。
 兄家の皆さんと買い物へ行きました。ここのところ、毎週のように会っています。娘さんに乞われて、ゲームコーナーへついて行きました。そこで、娘さんは、ラブ&ベリーなる不思議なゲームをやりました。女の子向けのムシキングのようなものなのでしょうか、あれは。
 フードコートでタコ焼きを買ったところ、8個中1個にタコが入っていませんで、憤慨していたら、クレープを食べていた娘さんに、「それ、あたりだよ」と言われました。彼女は、タコが嫌いだそうです。なるほど、確かにそれならタコなしは当たりだ、と思いました。そういえば、関西の人が、タコ焼きやお好み焼きをおかずにご飯を食べるのが、どうしても理解できません。
 その後、娘さんたちと、『にほんごであそぼ』のかるたで遊びました。「に」が「にしむくさむらい」だったり、結構おもしろいです。しかし、「け」が「けっこうけだらけ ねこはいだらけ」なのはいかがなものかと。どうしても、「お尻のまわりは…」と続けたくなってしまいます寅さん万歳。
 日本語といえば、先日書いたマリみて新刊には、百人一首の話題が出てきました。百人一首の中では、私は、何となく蝉丸法師の

これやこの 行くも帰るも 別れては しるもしらぬも あふさかの関

 が忘れられません。特に好きだ!というわけでもないので、不思議です。
 百人一首に限らず、好きな歌は、というと、橘諸兄の

あぢさゐの 八重咲くごとく 弥つ代にを いませわが背子 見つつ偲はむ

 万葉集です。どこが好きかというと、一見恋の歌のようで、実はそうではない、という点です。
 万葉集に関する本を読むと、この歌が詠まれたのは、天平勝宝7年、政治の世界で、藤原仲麿の専横が目立ち始めた不安定な時代だったそうです。アジサイの咲く、ある役人の邸における宴で、丹比国人からおくられた歌に対し、諸兄はこの歌を返しました。
 あなたは、アジサイが八重に咲くようにいてください、アジサイを見るたび、あなたを想っていますから、というような意味。「いませ」、は大抵「いつまでもお元気でいてください」と訳されていますが、時代背景を考えると、生き延びろ!なメッセージも入っている…のでしょうか?時に諸兄73歳。うわあ、と思います。ドキドキします。
 ドキドキ感と無縁な歌ならば、長意吉麿の

醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ われにな見せそ 水葱の羹

 も好きです。肴はノビルの和え物に鯛があれば十分で、このうえ水葱の羹まで出していただくなんてとんでもない、と言いつつ、実は水葱の羹も食べたいんでしょ?というツッコミを待っているに違いなさそうなところが良いなあ、と思います。東山植物公園の万葉小道だったか万葉散歩道だったかに、碑のあるこの歌、今も昔も食いしん坊万歳です。ところで、「羹」ってなんでしょうか。あつもの。吸い物、と訳されていることが多いのですが、どこかで、シチューと訳されているのを読んだ覚えもあります。どちらにしても汁もの。ノビルは、ラッキョウに似た野草だそうです。

『マリア様がみてる くもりガラスの向こう側』

 マリみての最新刊を買いました。感想はネタばれになるので追記から。


4月の魚

 4月1日はエイプリル・フール。フランスでは、この日をポワソンダブリルというそうです。
 フランス語表記では、poisson d’avril。もちろん辞書を引きました。poissonは、魚。d'はdeの省略形で後ろに名詞・代名詞がくると、~の。英語のofやfromと同じ意味です。この場合はofでしょうか。avrilは、4月です。

 さて、ポワソンダブリルといえば、思い出されるのは、遠藤淑子先生のエヴァンジェリン姫シリーズ、2冊目の『南から来たインディラ』に収められている「4月の魚」です。姫が、今はなきソビエト連邦に亡命しようとするタバコ嫌いのCIAスパイを道案内する話。
 作中の季節はタイトルからも分かるように4月なのですが、姫の住むヨーロッパでは、4月はサバの旬らしく、姫は夕食にも、サバ尽くしのメニューを出されたりしています。エッシェンシュタインは貧乏だからな…。ポワソンダブリルは、そんな姫のお食事シーンに出てきました。サバの形をしたパイ。ポワソンダブリルのお菓子というと、チョコレートもあるそうですが、ここではパイでした。読みながら、食べたいな、と思いました。

 そういえば、ソ連が崩壊する前の少女マンガには、ちょこちょこソビエト連邦が登場していたような気がします。
 今、パッと思い出したのは、川原泉先生の、陸の食欲魔人こと「アップル・ジャック」。エリカさんの《ソ連が来た!》で、反射的に地に伏せてしまう式部一尉殿に大笑いしました。「空の食欲魔人」にも、《ミグとスホーイには気をつけるのよ》という台詞があったような覚えがあります。
 川原先生の作品では、最初に買った単行本が、『甲子園の空に笑え!』だったこともあり、いまだに「月夜のドレス」がベストです。江藤君の《秋好は…ボケーッとして 物覚えが悪くて 感動が薄そーで …だけど秋好は 何気ないふりして 歯をくいしばり …そーして 誰もいない所で 泣くのだろう》、が忘れられません。《おとーさんは 明日はアイビーできめてみようと思いました》、も忘れられません。

 遠藤先生では、何と言ってもエヴァンジェリン姫シリーズが好きですが、その中で更にベスト、というと大変に難しいです。「波瀾ぶくみのイブ」も良いし、「アルト…」も良い。「お姫様のワルツ」も良いし、単行本の表題作である「王室スキャンダル騒動」や「南から来たインディラ」、「夢見る佳人」はもちろん良い。最初のエピソードである「大騒ぎのウェディングマーチ」、最後の「故郷の人々」も良い。好きな台詞だって、いちいち挙げるのが面倒なほどあります。
 折に触れて思い出すことが1番多いのは、「故郷の人々」でしょうか。気弱な俳優と一緒にトカゲの化石を見つけた姫が、その俳優に、このトカゲも人間も、すべての生き物は海から来て、淘汰の果てに多くの生き物が消えていって、それでも私たちは残っているんだから、《人間は強いはずだよな》、という台詞とそのときの絵が、とても印象的でした。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。