123号

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『功名が辻』第4回「炎の中の抱擁」

 近頃、買い物といえばアマゾンで通販か食料品、という有様だったので、女子としてこれではいけない!と思いたち、昨日は洋服などを買いに出かけてみました。
 あちらの店、こちらの店と見て回るのが楽しくて楽しくて、自分ながら意外でした。あら、私こんなにショッピング好きだったかしら?という感じ。と言いつつも、試着が面倒だったので、下はまったく買っていないのですが。

 買い物を済ませた後は、夕食もそこそこに、急いで帰宅しました。私の日曜日は、いつでも大河ドラマ優先で進行します。
 今回は、運良く『雪の女王』にも間に合いました。
 さすがNHKは作画が美しいです。氷漬けになっていた白い狼のおじさんが復活しました。カイは、正気に戻ったら100回くらいゲルダに謝るといいよ、ゲルダは気が向かなかったら許さなくてもいいよ、というのは、アンデルセンの『雪の女王』を読んだときにも思いました。

 さて、そんな日曜日のお楽しみ、大河ドラマ『功名が辻』です。
 今現在、一豊役の上川さんが、ぶっちぎりでおもしろく、またかわいくてたまりません。『功名が辻』の主役は、一豊の妻、千代単独ではなく、一豊・千代のカップルだとして、…こんな主役みたことない。
 まず台詞。台詞が少ないのです。それも、出番が少ないから台詞も少ないのではなく、出番は少なくはなく、一豊さんは重要なシーンでは、たいてい画面の隅にはいます。この隅、というのが曲者で、他の登場人物同士、例えば、秀吉と竹中半兵衛が話している場面では、真剣な2人の会話を、秀吉の後ろなんかに控えてボーっと聞いている一豊さんの顔。そう、ボーっとしているのです。おそらく、この人は、秀吉と半兵衛の話す内容の半分も理解していません。半分でも言いすぎか。まったく理解していません。聞いているのかどうかすらあやしいです。いや、真面目だから一応、聞いてはいるのか。でも、やっぱり理解はしていないと思います。

 そういう意味で、今回、最も笑ったのが、一豊・千代の婚礼を控えた山内家。
 興奮と緊張のあまり、庭先で槍をブンブン振り回す一豊さん。家臣の吉兵衛と新右衛門が、そろそろ千代が来るから身支度をしろ、と言っても聞きません。
 そこへやって来る一豊の母、法秀尼と、弟、康豊。康豊役の玉木宏さんは、多分、これが初登場です。そして、初手から嫌味をくり出す康豊。父の仇である信長に仕えて云々…。仕方ないでしょう、恋に落ちたんだから。というのは半分冗談、半分本気として、私、ここで一豊さんが、弟に何と反論するのか、非常にワクワクしておりました。毅然として、あのお方は神の化身じゃ!とか言うのか、それとも寛容に、確かにそうじゃ、しかし、康豊…と弟を懐柔するのか。康豊さんは、この後しばらく経つと、一豊さんの右腕となるべく再登場して、その後は一生を兄についてきてくれるそうなので、ここでの兄弟和解はポイントです。
 と、ワクワクして見ていましたところ、一豊さん本人ではなく、お母様が、正確な台詞は忘れましたが、こうして私たちが集まれるのも、一豊のおかげ、のようなことを言って、弟をたしなめました。その後、吉兵衛が更にフォロー。それで、何となく場が収まってしまいました。
 その間、一豊さんが何をしていたかというと、槍を片手に、画面の隅で、やっぱりボーっと突っ立っていただけです。ひと言も発しませんでした。母や弟、家臣たちを見守る風ですらなく、ただボーっと。
 その後の婚礼で、千代と法秀尼が感動の再会を果たしているときも、やっぱりボーっとしていました。千代が部屋に入ってくる前には、緊張のあまり花婿席から立ち上がってウロウロして、母親に叱られたりもしていました。もっともらしい顔をしてもダメです。そんな一豊さんに、「えいご漬け」のCMを思い出しました。英会話を分かっている風でフンフンと頷いてはいるけれど、実は理解していない。ああ、一豊さんだ。
 これを、上川さんが計算でやっていたら凄いなあ、と思います。
 大河ドラマの主要登場人物は、優等生だったりキレ者だったり腹に一物あったりして、基本的に、アッタマよさそうーということが多いと思います。例えば、2001年の大河『北条時宗』は、兄も弟もテストで100点とって帰ってきたけれど、父は弟の方だけ誉める、というのが、物語のベースになっていました。テストで100点とれる兄弟。あるいは、本当は100点とれるんだけど、わざととらない、とか。
 『功名が辻』も例外ではなく、もう1人の主役である千代も含め、一豊さんの周囲には、賢そうな人物が大勢います。一豊さんを除けば、ほとんど皆賢そうと言っても過言ではない。
 で、その中に1人、国語算数理科社会は全部1、体育だけ5、みたいな一豊さんがいると、これがとにかく目立つのです。信長や秀吉と比べて小物といった風でもなく、何だかこの人だけ、別の種類の生き物のようにみえます。
 ドラマの中では、秀吉が、やたらと一豊1人をつれて動き回っていて、それはないだろう、と言いたくなるところもなくはないのですが、この一豊さんなら、納得できなくもありません。ボディガードとしては優秀だし、足元をすくわれる心配もありません。秘密の話を聞かせても大丈夫。

以下、今回の感想を書きながら、私の頭の中で交わされた会話

「一豊君、何か勢いでプロポーズしたようにみえなかった?」
「みえたみえた。秀吉にスイッチ押されてポン!みたいな」
「一豊君って、関が原の前に、いち早く家康に味方することを表明して、それで土佐24万石じゃない?あれも、絶対その場の勢いだよね」
「今度は家康にスイッチ押されてポン!だね。一豊君って、何も考えてないよね」
「いや、一豊君は一豊君なりに必死だよ。必死で考えてあれなんだよ」
「マックスであれか。それは辛いね」
「辛いよ。努力しなくてもオール5とか、努力すれば何とかオール5、あるいは4がチラホラ…みたいな人に囲まれて、一豊君だけマックス頑張ってもせいぜいオール2だよ」
「オール2じゃないよ。体育は5だよ」
「一豊君、結婚式で三々九度の盃、ひっくり返すんじゃないかとか思わなかった?」
「それは思わなかったね。だって一豊君お坊ちゃまだからね。そのあたりは上手くやると思ってたよ」
「ああ、黒田城跡、すごい大きかったもんね」
「小学校建っちゃうからね。一豊君は、バカはバカでも品の良いバカだよ」
「お箸の持ち方がきれいなバカ」
「着物の着方がきれいなバカ」
「でも、あわせが間違っていて千代に叱られる」
「母にも叱られる」
「家臣にも叱られる」
「これからは、弟にも叱られるね、きっと」
「がんばってほしいよね、一豊君」
「がんばってほしいね、一豊君」

 もはや一豊君呼ばわり。
 ところで、今週すでに、信長様と秀吉様、と殿が2本立てになっていた一豊君の頭に詰まっているのは、やはりおがくずだと思いました。

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『モーツァルトを聴く人』

 モーツァルト生誕250年ということで、近頃、よくその名前を耳にします。
 昨日は、グーグルのロゴがモーツァルトでした。週明けからは、山本耕史ナレーションの『毎日モーツァルト』も始まります。
 私は正直なところ、クラシック音楽については無知もいいところで、それはもう、モーツァルトの曲は?と聞かれれば、「永遠と名付けてデイドリーム」と思わず答えてしまうほどの門外漢なのですが、せっかくなので、この時流にのって一つ。

 谷川俊太郎の『モーツァルトを聴く人』は良いですよ!

 数ある谷川俊太郎の詩集の中でも、私は、もしかしたらこれが一番好きかもしれません。
 題名からも分かるように、収められているのは、ほとんどがモーツァルトを中心とした音楽についての詩です。それでいて、クラシック音楽に造詣が深くなければ楽しめないかというと、まったくそのようなことはありません。
 中に、「ラモーが小鳥の羽ばたきと囀りを聞いて」という詩があるのですが、私がこのタイトルを目にして、最初にイメージしたのは、『ルパン3世』の「マモー」でした。しかも、オリジナルのマモーですらなく、「やるならやらねば」でウッチャンのやっていたマモー。クラヴサンがチェンバロだということも知らず、それでも、この詩の次のような部分には、感銘を受けました。

「ラモーを苦しめたのは音楽ではなく金と女にちがいないと思うことが
 生まれたあとのぼくのせめてもの慰めだ」

 「モーツァルト」は、『モーツァルトを聴く人』という詩集の中で、すべての美しい音楽の代名詞として働いているように私は感じます。それは、書き手に対し失礼かもしれませんし、おそらく正しい読み方でもないのでしょう。しかし、少なくとも、読み手である私にとってはそうです。
 久世光彦の『ひと恋しくて 余白の多い住所録』に、こんな一節があります。沢田研二の回です。
「きれいであるということは、罪なことだが、それでみんな許せるとも言える。きれいであれば、それでいい。それは無用であってもちっとも構わない」

 『モーツァルトを聴く人』の中で「モーツァルト」も、このような意味でもって用いられているように、私には読めるのです。
 日常から遊離したきれいなものが好きで、けれど、それに溺れることは後ろめたいし、何より怖い、という人ならば、たとえ音楽にそれほど興味がなくても、この詩集は良いと思ってくれるんじゃないかな、と思う次第です。
 ただ、先ほど、小学館のサイトから、s-book.comに行って検索してみましたらば、『モーツァルトを聴く人』は、在庫なし、という状況らしいので、この際、図書館ででも良いですから是非、是非。詩集はすごく個人の好みが出るものですけれど、是非、是非。


だから絶対深入りするなよ

 昨年、活動休止をしたザ・ハイロウズに、「ジュー・ジュー」という曲があります。その中の「明日はお金を稼ごう 無駄使いがしたくなった」というフレーズに、初めて聴いたとき、ちょっとしたショックを受けました。
 そうか、無駄使いをするために、お金を稼いでもいいんだ、と。

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 という訳で、本日は無駄使いをしました。
 アップル、ピーチ、ストロベリー、マンゴーと4つの味が楽しめるフルーツティーです。もちろん、ティーバッグ。葉っぱから淹れるなんて高級なことは、私はやりませんよ。

 紅茶といえば、私の愛読書である赤瀬川原平の『明解ぱくぱく辞典』では、「お中元とお歳暮の安全パイ」と評されていますが、わが家では、お中元にもお歳暮にも、紅茶をいただいたことは一度もありません。しかし確かに贈ったことはあります。

 京極夏彦の『鉄鼠の檻』は、関口君が、京極堂こと中禅寺秋彦宅に、お歳暮とお中元を贈っているらしい、という点で驚きの小説。
 そうかあ、関口君でもお歳暮とか贈るんだあ、と思うにつけ、いまだ個人名でお中元もお歳暮もお年玉も贈ったことのない私は、ひょっとしたら関口君以下のダメ人間ではなかろうか、と考える次第です。さすがにお年玉はあったような気もしますが。
 京極堂シリーズは、冬になると『鉄鼠』、夏になると『姑獲鳥』を必ず読み返したくなります。キャラクターでは、私は初読時から何でかもう関口君が好きで好きで、今日のカテゴリが「かわいいもの」となっているのも、要するに関口君がかわいいからです。
 関口君は、もっと正確に言えば京極堂と関口君は、さらに正確に言えば『鉄鼠』の京極堂と関口君は、私が遅まきながら乙女の世界に足を踏み入れた、そのきっかけだったりもするので、思い入れが執念深いです。ついつい鼻息も荒くなります。
 刊行順に、『姑獲鳥』→『魍魎』→『狂骨』→『鉄鼠』と読み進めていって、『鉄鼠』で「あ!」と気づき、それから『姑獲鳥』まで戻ってもう一度読み直したときの、あの目が開けていくような感覚は、忘れがたいです。そうして、再び『鉄鼠』にたどり着いたとき、私は、自分がそれまでとは違う人間になっていること、決して戻れない道を、そうとは知らず選んでしまったことに気づいたのでありました(何かは忘れましたが何か調)。

「妖婦」は「バンプ」と読みます。

 井上陽水の「水瓶座の夜」を聴いていたら、『お父さんは心配症』でパピィを車で轢いてしまった学生のことを思い出しました。泣きながら「おれ、まだ学生で、乙女座なんですけど…」とか言うんだよ。

 また、同時に、古賀亮一先生の『忠犬ディディー』、「お星様に乗って 乙女座の美女と水瓶座の海をデートの最中だったのに…」という早乙女さんの寝起きの台詞も思い出しました。
 目覚める瞬間に早乙女さんの叫ぶ「お前の母ちゃん蛇骨ババア!」は、猿田彦さんにペンキで尻を白く塗られたサルの「猿としてのモチベーションが低下していく!!」とともに、『ディディー』のお気に入り台詞の1つです。

 お気に入り台詞といえば、前述の『お父さんは心配症』には、それほどないんですが、同じ岡田あーみん先生の『ルナティック雑技団』。
 「あの女は魔性の女…男を惑わす夢喰い妖婦 少女の仮面のその下は 獣盛りの東洋毒婦」を、いつか実生活で使ってみたい、と夢見て幾星霜、いまだ使用の機会に恵まれません。あるいは、黒川さんのように、決然として、「王様ゲームをする」と言ってみたい。
 黒川さんは、『ルナティック~』に登場するヒロインのライバルでいじめ役のお嬢様の執事。高田純二と大竹まことを足して2で割って執事にしたような人、と思えば大体正しいナイスミドルです。
 
 ところで、岡田あーみん漫画には、上の2つ以外に外せないところとして、『こいつら100%伝説』があるわけですが、『アカギ』のしげるさんを見るたび、「極丸…?」といまだに思ってしまう私です。似てると思うんですが、いかがか?今現在コミックスが手元にないんで確認できないんですが、言いぐさもしげるさんっぽかったはずなんですが、いかがか?

 衛星の『少女マンガ!』を見ました。『風と木の詩』は、私は本家よりも先にパロディに触れてしまったような世代です。リアルタイムで読んだのは、『天馬の血族』が初めて。『風と~』も、リアルタイムで読んでいたら、すごくハマッただろうな、と思いました。


夜8時までのシンデレラ

 (財)明るい選挙推進協会キャラクター「選挙のめいすいくん」のストラップをいただきました。

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 「夜8時までのシンデレラ」とともに、地下鉄の車内公告でよく見かける彼ですが、なかなかかわいいです。パチもののピ○チュウと言えなくもないけれど。公式サイトによると、デビューは平成12年とのこと。モチーフは投票箱とのこと。頭部の2本線は、投票用紙の挿入口だそうです。
 さて、明るい選挙~の公式サイトには、「選挙のめいすいくん」のほかに、各地域ごとの選挙キャラクターも紹介されています。しかし私…「クリタン」って見たことないですよ。「イッピョウくん」には、何となく見覚えがあります。
 個人的には、北九州市の「一票さん一家」が好きです。いいよねー、設定、と思います。岡山の「センカンちゃんとチャチャ」も、いかにもいまどきのキャラクターという感じでかわいいです。しかし、何で投票箱の相方が小犬なの?というツッコミを待っているような雰囲気もあるので、心から心は許せません。





『功名が辻』第3回「運命の再会」

 大河ドラマ『功名が辻』でございます。
 家中のしかるべき者。
 第3回「運命の再会」は、何度かくり返されたこの言い回しが、何だかやたらと耳についた回でした。

 今年の大河では、第1回の織田信長は父の仇→桶狭間でフォーリンラブ→信長様にこの命捧げまする!に、いまだにドッキドキの私ですが、一豊様、今回は半兵衛殿と忠義合戦してましたね。
 竹中半兵衛の、「私も亡き道三殿に~」にも、ちょっとグッときました。稲葉山城乗っ取りは、戦国おもしろエピソードのひとつだと思っているので、これが映像でみられたのも嬉しかったです。筒井道隆はいつでもどこでもいつまでも筒井道隆だなあ。

 一豊さんは今後、織田家から豊臣家、豊臣家から徳川家、と次々に主家を変えていくわけですが、いつまで、信長に対する、「あまりに神々しきお顔にて!」(違)を覚えていてくれるんでしょうか?期待半分、不安半分です。いっそアッサリ忘れてくれてもかわいいような気がします。それで千代になじられたら、もっとかわいいような気がします。
「旦那様は薄情です!何が『信長様?はて、それは誰じゃ?』ですか?この大きな頭の中に詰まっているのは何ですか?おがくずですか?」(側頭部をつかまれてブンブン振られる)
 みたいな。
 そう、一豊さんはかわいいです。
 一豊さん役の上川さんが元々かわいいというのももちろんあるんですが、それ以上に上川さんは巧い。かわいい一豊さんを演じられるのが実に巧い。味わいぶかい。
 頭が(控えめに言って)あまり回らず、口も回らず間が悪く、マッチョで一途で、運だけは絶妙に良いっぽい、何ともかわいいなあ、と思いつつ、毎回みています。今後も、千代に人生の手綱を握られまくり、信長や秀吉に振り回されまくり、家臣たちに小言を言われまくればいいと思います。

 さて、来週はいよいよ、予告&ガイドブックで期待大の、この人と結婚したいの!千代さんです。津川雅彦の爆発オチもみられるようで、楽しみです。


 

しまった!

 夕方の『歴史発掘スペシャル』を見忘れた!
 バ、バウムクーヘンが!

『ヒトラー~最期の12日間~』 2

 寒風の中、「ねこひろし」とひとり呟くたび、胸のどこかがポッと温かくなる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 しかし寒いですね!それはもう、雪が降っていないことを、いっそ不審に思うほどに。
 猫ひろしのDVDほしいなあ。

 さて、先日購入した『ヒトラー~最期の12日間~』のDVDをみました。とりあえず特典ディスクのみですが。
 ブルーノ・ガンツが、インタビューで話していた、次のようなエピソードが印象的でした。それは、若い世代はこのテーマを真面目に考えることを避ける、映画の撮影中も、そのような若いスタッフの態度に、撮影中はシリアスにやろう、と言った、というエピソードです。
 実は、国こそ違え、同じような部分は、ブルーノ・ガンツからみればやはり若い世代、に入るだろう、私にも、もちろんあります。その理由は、自分でも未だにはっきりとは分からないのですが、先日、このブログに書いたベルンハルト・シュリンクの本が、個人的にはヒントになるかなあ、と思っています。


彼のプリンセス 彼女のプリンス

 寒いですね!
 明日はセンター試験ですが、この天候、受験生の皆さんやその親御さんは、さぞご心配だろうなあ、と思うことしきりです。まずは交通機関のトラブルがないこと、全ての受験生が無事にテストを受けられることをお祈りしています。
 さて、試験といえば、私は、自分の試験勉強中には主人公がやはり試験勉強に取り組んでいる、というようなまんがを読むのが好きな学生でした。これは、1人じゃないからがんばろう、というような、言わば代○ミのCM的気持ち(今考えた)になれたのが理由だと思います。

 そういう意味でドンピシャだったのが、桑田乃梨子先生の『月刊1年2組』。1巻が出たとき、ちょうど私は高校受験真っ只中でした。主人公の葵が当時の自分と同じ受験をひかえた中学3年生の、第1話「夜明け前―3年D組」ばかり読み返していた記憶があります。
 ところで、私が『月刊1年2組』で「さすがくわタン」と思うのは、葵の部活動の扱いであります。
 第1話で高校に入学した葵は、友人のあんなに誘われて、園芸部に入部しますが、その活動内容は、葵いわく、「のんきに花だんに水でもやってりゃいいのかと思ってたよ」ではなく、校内で「田んぼつくって畑耕して」。少女まんがのヒロインとしては、かなり異色な部活動だと思うのですが、桑田漫画ですから、その点、つまりその特殊さは、ストーリーや人物設定のメインストリームには出てきません。葵は、きわめて自然に、手に鍬、足にゴム長、首にタオルのヒロインとして、制服のセーラー服を着ているときと同じように、学校の風景に溶けこんでいました。
 それでいて、じゃあ園芸部の活動をしている葵やあんなが印象に残らないか、というと、これがそうじゃないんですよね。実に楽しそう。中学時代、このまんがを読んで、高校生になったら園芸部に入って野菜を育てたいなあ、と思いました。

 さて、『月刊1年2組』のコミックス2巻には、前作『おそろしくて言えない』の番外編も併録されていました。
 「調律の方程式」は、5歳児葉月ちゃんの言葉に救われる御堂が、今思い出してもグッときます。「こわくないよ」と「おっかないもんね」は、多分、御堂がずっと誰かに言ってもらいたかった言葉なんじゃないかなあ、と。おお、何だかこうやって書くとシリアスまんがのようです。『1+1=0』の巻末書き下ろし「12years after」での石綿とみずえも、ちょっと違うけれどそんな感じで、これもグッときました。

 ついでに、『月刊1年2組』の2巻は、ある本の中に出てきた本を読み、また、その本の中に出てきた本を読む、という言わば芋づる式本読み(今考えた)が好きな人間(私です)にとっても、嬉しい本でした。当時、2巻の巻末おまけまんがに出てきた『愛と誠』を、近所の貸本屋で借りて読み、そこからツルゲーネフの『初恋』も、これは学校の図書館で借りて読みました。借り読みばっかだな…。『愛と誠』には、何だかやたらと『初恋』が出てきたような記憶があるんですが、今思えば、内容は、控えめに言ってそれほどリンクしていなかったような…。
 『究極超人あ~る』の鰯水君の元ネタと、うしろ指さされ組は「女学生の決意」の「裏のお寺の境内で ツルゲーネフに頬染め」の「ツルゲーネフ」が誰なのかが分かって「ああ!」と膝を打った嬉しい思い出を今思い出しました。
 私はやっぱり、誠より岩清水君の方がいいような気がするなあ…。



兄と弟

 『ヒトラー~最期の12日間~』のDVDを観るのは、週末になりそうです。
 大寒を前に気温も、ついこの間の3月下旬並みは何だったの?と思わず言いたくなるほどの下降っぷり。空気がぱりぱりに乾燥しているためか、唇も乾燥して痛いです。特に上唇と下唇の繋ぎ目が痛い。口を大きく開けると裂けそうで怖いです。皮膚が裂けたときに何とかしてくれる薬ってボ○ギノールしか知らないですよ、どうするどうなる、と余計なことまで考えてしまう始末です。
 という訳で、化粧を落とした後には、唇にリップクリームが欠かせません。メンソレータムかメンタームか、正直区別のつかないどちらかの、一番オーソドックスなリップクリームを、ざっしゅざっしゅと塗っています。
 メンソレータムとメンターム、区別がつかないと今書きましたが、実は、両者の区別を私に可能とする要素がたった一つあります。それは、
 メンタームを作っているのは、近江兄弟社。
 近江兄弟社…この上もなく乙女の妄想をかきたてる社名だなあ…。
 まったくもって、この1点によって、メンタームが光り輝いてみえます。何というか、こう、
「私たちで皆の唇の平和を守ろうではないか、弟よ」
「はい、兄さん!」
 という感じで。琵琶湖のほとりで理想に燃える兄と弟のドラマですよ。
 ちなみに、私の頭の中では、兄が年始の『新撰組!』続編ドラマで榎本武揚を演じた片岡愛之助さん、弟が伊藤英明さんです。今決めました。いいなあ、近江兄弟社。


『ヒトラー~最期の12日間~』

 アマゾンから、『ヒトラー~最期の12日間~』のDVDが届きました。インタビューとメイキング映像の入った特典ディスク付のスペシャル・エディションであります。ついでに、「豪華36ページ作品解説書封入」であります。
 私は、あまりこの手のスペシャル何とか!みたいなものを買う方ではないのですが、今回は、映画公開時に劇場で購入したパンフレットに、キャストの紹介等で不十分な面があるなあ、と感じたので、ちょっとお高いですが、スペシャル・エディションを買いました。
 本編の方は、すでに劇場で何度かみているので、DVDは、特典ディスクの方から先にみるつもりです。ブルーノ・ガンツの結構長いインタビューがあるそうなので、楽しみです。
 とはいえ、実は今から少し外出の予定があるので、実際にみるのは、明日以降となりそうです。じりじりするので、出かける際には、ベルンハルト・シュリンクの『過去の責任と現在の法―ドイツの場合』を携え、移動中にでも読もうと思います。
 この本については、初読のときからオン、オフ問わず小さな太鼓を叩き続けている私ですが、このブログでも、やっぱりドンドコ叩かせていただきます。良い本ですよー。


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テキサスブロンコ

 帰宅途中、22時ごろだったでしょうか、どうにもこうにも空腹で、こんな時間にダメ!絶対!と思いつつも、マクドナルドに駆け込んでしまいました。弱い人間なのです。ちなみに、ダイエット中です。
 デミグラきのこバーガーを、初めて食べましたよ。おいしかったおいしかった。ついでに、チーズバーガーも食べました。チーズとピクルスとトマトケチャップを、こよなく愛する私の、チーズバーガーは常食です。
 ところで、マクドナルドといえばアメリカ合衆国ですが、アメリカ合衆国といえば、大統領は、ジョージ・ブッシュさんです。アメリカの大統領というより、どちらかといえばテキサスの大統領、という感のあるこの方のために、割を食っているキャラクターがいるのではないか、というのが今日の本題です。
 この記事のカテゴリはアニメ、そしてテキサス。この2つのキーワードでピンときた方とは、お友達になりたい私です。
 ジョージ・ブッシュ大統領に世界規模でテキサスのイメージキャラクターの座を奪われ、割を食っているキャラクターとは、そう、言わずと知れた正義超人、スグルの親友、ジェロニモの師匠、テキサス・ブロンコことテリーマンです!
 昔、リアルタイムでアニメの『キン肉マン』を見ていたときは、正直何とも思っていなかったテリーマンですが、最近、同アニメを見直す機会がありまして、そのとき、しみじみ、ああ、コイツはいい奴だなあ、と。いや、いいですよ、テリーマン。今、『キン肉マン』ドンジャラをやったら、きっと「3」の牌を一生懸命に集めてしまうと思います。

 以下、『キン肉マン』ドンジャラを、記憶を頼りに再構成。
1.スペシャルマン&カナディアンマン
2.リキシマン&ブロッケンJr.
3.テリーマン&ジェロニモ
4.ロビンマスク&ウォーズマン
5.アシュラマン&サンシャイン
6.バッファローマン&ラーメンマン
7.ネプチューンマン&ザ・ブドー
8.キン肉マン
9.悪魔超人で一番偉かった爺さん(名前分からず)
0.ミートくん
 いかがでしょうか?
 自信があるのは、2.3.4.5.7.の面子。確かにこれだったはず。
 1.はカナディアンマンがあやしい。スペシャルマンと組んでくれるのなんて、カナディアンマンしかいない、という消極的な理由で選びました。6.は最後まで悩んだ組み合わせ。ラーメンマンに自信がないです。8.は、スグルのみ、という数字が1つあったはず、と思い、8.が空いていたので。9.の爺さんの名前が思い出したい。全部超人の顔アップで、爺さんの背景色はグレーだった。それは覚えている。
 それでは、今から答え合わせのため、グーグルの旅に出てきます。


『アカギ』を見た

 『アカギ』のアニメを見ました。実は初めて見ました。
 想像していた以上に『アカギ』が『アカギ』でびっくりです。しまった、何で今までずっと見逃してたんだ…!という感じ。EDのしげるさんの腹チラにそんな感じ。しかも浦部の声は風間さんですし。
 アニメ化といえば、『アカギ』がアニメになると聞いたときも相当驚きましたが、先日、4月から『夢使い』のアニメが始まると知り、これにも非常に驚かされました。
 し、深夜ですよね?いや、深夜だとしてもいいのか、このご時世に?と、植芝理一マンガには、嬉しいより心配がつい先に立ってしまいます。橘さんも出るようですし…大丈夫か?ああ、でもやっぱり嬉しいな。

 『ディスコミュニケーション』は、何だかんだ言いつつも、やはり「冥界編」が一番好きなのですが、どこが好きか?と問われれば、絵、と答えるわけですが、その絵が何となく変わってしまったのが、「学園編」の「げに尊きは彼女のふくらみ」。その直後の「天使が朝来る」はすごいです。絵が変わっちゃったし読むのやめようかな、と思っていた私を、すごい勢いで引き戻しました。
 肉体的にでも社会的にでも何でもいいですが、大人に「なってしまった」あるいは「ならされてしまった」と少しでも思っている人には、何とも不気味な切実さでもって迫ってくるエピソードだと思います。セーラー服の黄村さんが、思わず彼女の幼なじみにシンクロしてしまうほどきれいだったっていうのも、もちろんあるわけですが。
 で、そんな「天使が~」の次の話が、「夢の扉」。古河さんの角田くんに対する、あなたが私の思っていたような人じゃなくて、たとえ最低の人だったとしても、それでもあなたは私にとって一番不思議な人だ、という、まるで宣戦布告のような告白(ネタばれなので、反転してあります)が、印象的な話です。これもよかった。
 「天使が~」と「夢の扉」は、どちらも、アフタヌーンKCの『ディスコミュニケーション』11巻に所収されています。

ごあいさつ

 はじめまして。
 今日からブログを始めてみました。123号です。昭和50年代生まれのまんが者です。
 この世で怖いものベスト3は、
1.ノロイ
2.加藤
3.トランプのキング
です。
 ノロイはガンバの白イタチ、加藤は嶋田久作、トランプのキングはトランプのキングです。Kのアレです。私はアレが何だか子どもの頃から無性に怖く、らんま1/2でアレの顔をしたキャラクター(テキ屋?博打の人?イカサマとかしてました)が出てきたときには、ラブコメが一瞬にしてホラーになりました。

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