123号

カレー沢薫 『猫工船』1巻 感想・ネタバレあり

最近、私の中で大ブームのカレー沢薫先生。
今出ている中で、一番好きなのが、『猫工船』です。

猫工船1

カレー沢薫 『猫工船』1巻

さすが、猫を「おキャット様」と呼んで崇めるカレー沢先生だけあって、とにかく登場する猫が皆かわいい。

以下あらすじ。

少子高齢化により人口が減った日本において、労働力と年金財源確保のため、「猫の手拝借法」という法律がつくられた。
この法律にもとづき、日本中の猫たちは、群馬県のとある孤島にある工場(ネ工場)で一年間働くことが義務づけられる。
主人公のミケは、愛するおばあちゃんと暮らしていたが、この法律によりネ工場につれてこられ、強制労働につくこととなった。
早くおばあちゃんのところへ帰りたい…そんな気持ちで日々がんばるミケだったが、初めての給料をFXで溶かし、更にバイナリーオプションで一年間の強制労働が二兆年に伸びたあたりから、雲行きがあやしくなり始める…。

あらすじ終わり。

とにかく登場する猫が皆かわいい(二回目)。

特に、主人公のミケは、FXやバイナリーオプションにハマって軽く自滅し、その後もFXでひたすらポンド一点買いを続け借金をふくらませ、ついにはポンドが訪ねてきて(表紙のカレー沢先生の名前の下にいるのがポンド)、「次下がったときは遠慮なく売ってくれ」と言うところまで堕ちていく…ところが特にかわいい。
言っている意味が分からない向きもあるかもしれませんが、とにかくこの、基本的には良い猫、ただしFXで借金まみれのポンド狂いというのが、ミケの一番の魅力です。
1巻で私がすごくかわいいなあ、と思ったのは、高い服を買ってルームメイトのトラに羽振りがいいと言われ、「今月はFXの調子がいいミケ~~~」と答えたときの、「ミケッミケッ」というミケの笑い声…声なの?
読んでいると、つい、オラもミケちゃんみたくFXで破滅してえ!(小町ちゃんっぽく)と思ってしまう、危険な漫画です。

あと、個人的にミケと同じくらいかわいいと思うのが、途中からミケとトラの部屋に加わるスフィンクスのファラ夫。
エリート猫で、選ばれた飼い主と暮らすため、来日したところ、空港に着いた途端ネ工場に連行され、まだ一度も飼い主と会っていない悲劇の猫です。
ちなみに、ファラ夫のまだ見ぬ飼い主・カオルさんは、男性遍歴が地雷原につっこんでいる感じのOL。
古い言葉でいえばだめんずで、バンドマン志望の彼氏に月70万貢いだりするため、ミケとトラに本当にOLか疑われているアラサーです。
カレー沢先生とお名前が一緒なのは、何か意味があるんだろうか。
カオルさんは愛が重いタイプで、ファラ夫のチョッキは手編みなんだけれど、毎日同じものが1キロ以上送られてきます。
その手編みのチョッキを、「このチョッキはカオルさんの手編み!」と胸を張るファラ夫が、滅法かわいい。
ファラ夫は割と気が弱くて、時どきベソベソ泣いたりするんだけれど、その泣いている姿が、またかわいい。
ネ工場の様子が動画配信されていると知って、「カオルさーんファラ夫ですよー」とぴょんぴょんしている姿もまた。

とにかくかわいい『猫工船』。
猫が好きな人も、『蟹工船』が好きな人も、FXが好きな人も皆読めばいいんじゃないかな、と思います。

ナゾ野菜

カレー沢薫 『ナゾ野菜』

ところで、カレー沢薫先生の描く猫はとてもかわいいのに、人間の男性は、割とちょっと人としてアレ率が高いと思うんですが、『ナゾ野菜』に登場する、カレー沢先生の御夫君・マコトさんは、全然そんなことなくて、とても良いです。
せっかく『やらない理由』も出ることだし、『ブスだけどマカロン作るよ』も、Kindleになってくれないだろうか。

やらない理由

カレー沢薫 『やらない理由』

ブスだけどマカロン作るよ

カレー沢薫 『ブスだけどマカロン作るよ』

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『かわうそは僕の嫁』

『かわうそは僕の嫁』というマンガを、今日、本屋でジャケ買いしました。
正確に言うと、タイトル買い。
友人にコツメカワウソがいるので。
しかし、一つ懺悔したいことがあって、1巻きちんと読んだら、ヒロインはコツメカワウソではなく、ニホンカワウソ(たぶん)のようでした。
私は、波にザパーンとかドペーンとされて、ピキャーとかモピーとかしている奥さんが好きです。
あと、ハトの会話。
うちのみどりちゃん(小鳥)は、もう少し複雑なことを考えているような気がします。

かわうそは僕の嫁 (1) (ウィングス・コミックス・デラックス)かわうそは僕の嫁 (1) (ウィングス・コミックス・デラックス)
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街子 マドカ

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網焼きバタートースト(くるみとハチミツのせ)がおいしそう。
活きドジョウの踊り食いもおいしそう。

今週の

「モーニング」は、かわぐちかいじ先生の『ジパング 深蒼海流』で、頼朝がmeets政子しました。
『深蒼海流』の政子も、イノシシかついで藪の中から現れてもヨシ、くらいの政子でひと安心。
この政子なら、今後の荒波につぐ荒波の中でも、不幸の影を帯びることなく、承久の乱で御家人の皆さんの前に立ったときも、アジテートアジテートシュプレヒコールシュプレヒコールまたアジテートで、一気に勝利に持ちこめ…がんばれ北条。

愛しのジョセフィーヌ

職場の人に、『俺様ティーチャー』の最新刊を読ませてもらいました。

俺様ティーチャー 16 (花とゆめCOMICS)俺様ティーチャー 16 (花とゆめCOMICS)
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前にここでも書いた、『月刊少女野崎くん』と同じ作者の漫画です。

月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)
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ヤンキーがいっぱい出てくるから、と以前既刊も貸してもらっています。
16巻はバトル度低め。
15巻のアッキーと小鞠先輩の話の〆で、河内も巻きこんだソレがあるくらいでした。
由井編の決着は次巻なので、そこでは何かありそうです。
しかし、由井編……由井って言われると、一瞬誰だか分かりません。
忍者かメガネって言われれば、一発で分かる。
今回、鳩のトリ吉(ジョセフィーヌ)がいっぱい出ていて、とても嬉しかったです。
あの番長が、トリ吉のためならモールスのいる風紀部をやめようとまでするなんて……。
一人と一羽の仲は、意外と深いようで、ほほえましい限りです。
この漫画、キャラクター割とみんな好きなんですが、そんなトリ吉との関係もあって、一人上げるとするなら、やはり番長でしょうか。
こじらせすぎた初恋の二人、今やストーカーと化した黄山の番長と、野々口さんも、セットで好きです。
あの二人、どうにかならねえかなあ……。

『月刊少女野崎くん』

職場の人から、『月刊少女野崎くん』というマンガを貸してもらいました。
既刊2巻。
……おもしろいのな!
来週、同じ作者の前の作品も貸してもらう約束をしました。
お礼にこちらからは、『神は細部に宿るのよ』をお貸しました。
『月刊少女野崎くん』キャラクターみんな好きなんですが、堀先輩や剣さんには結構なときめきすら感じますが、剣さんと同じ編集の前野さんだけは○したい……。
このいらだちはアレです、『忍たま乱太郎』の映画「忍術学園 全員出動!の段」を見たときの主な感想のひとつ、小松田さんは一回あやまれ、と同じ種類のアレです。
狸がかわいいとか、園田村は助かったとか、結果オーライ的なものでも納得いきませんよあれらは。
そして、『忍たま乱太郎』といえば、マンガってすごいな、と思ったのは、あれに出てくる伊賀崎孫平のペット・毒蛇のジュンコがかわいいせいで、私、あれだけ恐かった蛇が、多少平気になっております、現在。
キャラクター化の力ってすごい。
もちろん、蛇の奴らが、たとえばジュンコがアニメでスズメを追っていたように、私のみどりちゃん(小鳥)に牙をむいた場合には、私も牙をむきますが。