123号

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『平清盛』 見てます

今。
18時からBSで見て、今、二度目の視聴中。
壇ノ浦、と言われると、高山樗牛の『平家雑感』は、
「願はくは源氏となりて興らむよりは、むしろ平家となりて亡びなむ」
が思い出されます。
その年の大河ドラマが気に入ると、一年通して、関連する色々な本など読む機会が増えます。
いいこと、というか、大河にまつわる楽しみの大きな一つです。
『平清盛』は、特に、そういう楽しみに繋がるフックが、たくさん仕掛けられていました。
私は、心の内でひそかに、レファレンス大河と呼んでいたほどです。
重盛の「疾ク死ナバヤ」のおかげで、最近は、『愚管抄』にもチャレンジしましたよ……挫折しましたが。
そして、そういう中で、『「落人伝説」を読む』という新書も読みました。
おもしろかった。
著者が、ざっくり言うと失礼ながらおじいちゃんなので、今日びの子供たちには、「宇宙戦士ガンダムなどが英雄らしいが」などと書いているところがほほえましい。
清盛が常盤御前を、勝者によるサディスティックな獣欲の餌食にする場面には、筆が踊ってしまうところも、ある意味ほほえま……しいか?
とにかく、その中で、著者の小中学生の頃(昭和のはじめ)、壇ノ浦のクライマックスであるところの平家一門の入水について、
「このとき、清盛の妻、二位の尼が、おそれおおくも幼帝をお抱き申しあげ『波の底にも都ぞ候ふぞ』と船ばたから身を躍らせた。かしこくも、一天万乗の君を己ら一族の道づれになしたてまつった、その不忠は筆舌に尽くしがたい」
と国語の先生から教えられた、と書いてあるのを読んで、これか!と膝を打ちました。
『平清盛』について、悪役のイメージのある平家を~と様々なところで書かれたり言われたりしていても、これまで、どうもピンと来なかったのが、そうか、確かにはっきりと平家が悪だったときがあったのだな、と。
しかし、まさかそこだとは思ってもみなかった、昭和50年代生まれ、不覚。

ところで、『平清盛』の最終回は、ほとんど頼朝のナレーション祭りの様相を呈していますが、「私は弟の屍の上に~」は良かったな、グッときました。
この調子で、できれば、ストーリーガイドには書かれていた、鎌倉幕府の滅亡についても一言ナレーションで入れてほしかった、頼朝が死んでいきなり室町幕府に飛んだから、一瞬、え?ってなりました。
最後の最後が、「平清盛なくして武士の世は、なかった」だったのは、ちょっと前にいろいろうだうだ書いた身として震えました。
やっぱり?やっぱり?そうよね、という感じで、先ほど西行が変身した幻の清盛と対面した頼朝の瞳がキラキラしていたのと合わせて、公式サイトでのクランクアップ時の頼朝のコメントも合わせて、ノーベル親子賞を差し上げたい。
しかし、公式サイトでのクランクアップ時の~と言えば、重盛のコメントも捨てがたい。
実の息子やはり強し、という感じで。
そういえば、ネットをうろうろしていたら、あの「疾ク死ナバヤ」について、重盛は父親に甘えていたんじゃないだろうか、とツイッターに書いていらっしゃる方がいて、親子に関しては珍しく、負けた!と思いました。
すばらしい解釈です。
アカデミー助演親子賞もの。
しかし、『平清盛』には、一年とおして、様々な姫が大勢出ましたが、一番きれいに見えたのが、今日の壇ノ浦で入水する直前の時子のアップだったのは、深キョンの底力を見せられた感があります。
あと、(たぶん)大木が倒れるときの音をSEにしての清盛の倒れ方も、これが主役の底力だな!と。

一年楽しかった。
50回短かった。
来週から『平清盛』の続きとしての『源頼朝』とか始まってもかまわんよ?
『北条義時』でもかまわんよ?
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コメント


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語り草になるようなドラマでした

前略『平清盛』は私は失敗作とは定義しません。大衆の認識が追いついていないだけで、私にとっては強い印象を残した物語でした。草々

大塩高志 | URL | 2013年01月08日(Tue)19:10 [EDIT]


一年楽しませてもらいました


本当に。
私も年をまたいでなお、『平清盛』の強い印象の中にいます。
ただ、クセのあるドラマだっただけに、受けつけない向きはあるだろうし、そういうところからの批判の中には、この人の好みからならもっともだな、と思うものも中にはありました。
(もちろん、論外の批判も多くありましたが)

123号 | URL | 2013年01月10日(Thu)22:13 [EDIT]


 

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プログラマー 大塩高志の断片談義 | 2013年01月08日(Tue) 19:00


 
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