『陸軍いちぜんめし物語』を読んでいたら、無性に乾パンが食べたくなったので、買ってきて食べています。
乾パンは、明治元年(戊辰戦争時)、薩摩藩の兵糧方が東京の風月堂に注文して製造され、初めは乾麺包(カンメンポー)という名前で、陸軍の携帯食料として用いられていたそうです。
しかし、乾パンはおいしい。
何というかこう、うっすら感じるか感じないか程度の甘さで、とにかく硬いのがとても良い。
個人的な好みをいえば、もっと硬くてもいいくらいだ。
硬いせんべいといえば、伊賀のかた焼きせんべいも大好きで、あの辺りに行ったり通ったりした際には必ず買うようにしています。
特にあの、真ん中に青のりのかかったやつが特においしい。
いま調べたら、これも伊賀忍者が携帯した食料がルーツのようで…やっぱり兵糧系か。
ところで、『陸軍いちぜんめし物語』は、元は父の蔵書をもらったものです。
同じ著者の『陸軍よもやま物語』も、父の本棚にあるのを読んだ記憶があるのですが、これは、かの東海豪雨…の10年ほど前にあった大雨で流されてしまった。
『海軍』や『シベリア抑留兵』も…と書こうとしていま調べたら、陸軍以外は別の人が書いているのか。
いや、著者本人の軍隊生活がベースになったシリーズだから当たり前か。
私が子どもの頃、実家の一階には父の本棚があったのですが、これが壁面を覆うような大きさの割に作りつけでなく、まだ阪神大震災などを経て皆が防災意識に目覚める前で突っ張り棒などもしていなかったため、大雨で床上浸水(といっても床上数センチだったと思う)した際、おそらくふわっと浮いて傾き、中の本がザーッと落ちて…気の毒に、父は膝から崩れ落ちていました。
水の力って、おそろしい。
水が引いた後、もうタイトルとか見なくていいから、全部まとめてこれに入れて、捨てるから、と言って、ゴミ袋を渡してきた父は、重ねて言いますが、とても気の毒だった。
自分では辛くてとてもできなかったらしい。
本は諦めて、諦めきれないレコード類を、一生懸命日に干していました。
お父さん、あのレコードどうなったんでせうね。
それから父は懲りたらしく、新しい本棚は二階の自分の部屋に持ちこんだため、やはり床上浸水した東海豪雨では、蔵書に関してはほとんど失わなかったようで、何よりです。
しかし、本というのは重たいので、いつかあの家二階の重さでつぶれる…気がする。
私は、東海豪雨の少し前に、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったサンダル(確かMiuMiuだった)を流されて、あれからもう20年近く経ちますが、未だに、私のあのサンダルどうしたんでせうね、という気分になることが…あります。
ええ、夏のセールで買って、9月の豪雨に流された、あのサンダルですよ。
未だに悔しい…。

棟田博『陸軍いちぜんめし物語』
乾パンは、明治元年(戊辰戦争時)、薩摩藩の兵糧方が東京の風月堂に注文して製造され、初めは乾麺包(カンメンポー)という名前で、陸軍の携帯食料として用いられていたそうです。
しかし、乾パンはおいしい。
何というかこう、うっすら感じるか感じないか程度の甘さで、とにかく硬いのがとても良い。
個人的な好みをいえば、もっと硬くてもいいくらいだ。
硬いせんべいといえば、伊賀のかた焼きせんべいも大好きで、あの辺りに行ったり通ったりした際には必ず買うようにしています。
特にあの、真ん中に青のりのかかったやつが特においしい。
いま調べたら、これも伊賀忍者が携帯した食料がルーツのようで…やっぱり兵糧系か。
ところで、『陸軍いちぜんめし物語』は、元は父の蔵書をもらったものです。
同じ著者の『陸軍よもやま物語』も、父の本棚にあるのを読んだ記憶があるのですが、これは、かの東海豪雨…の10年ほど前にあった大雨で流されてしまった。
『海軍』や『シベリア抑留兵』も…と書こうとしていま調べたら、陸軍以外は別の人が書いているのか。
いや、著者本人の軍隊生活がベースになったシリーズだから当たり前か。
私が子どもの頃、実家の一階には父の本棚があったのですが、これが壁面を覆うような大きさの割に作りつけでなく、まだ阪神大震災などを経て皆が防災意識に目覚める前で突っ張り棒などもしていなかったため、大雨で床上浸水(といっても床上数センチだったと思う)した際、おそらくふわっと浮いて傾き、中の本がザーッと落ちて…気の毒に、父は膝から崩れ落ちていました。
水の力って、おそろしい。
水が引いた後、もうタイトルとか見なくていいから、全部まとめてこれに入れて、捨てるから、と言って、ゴミ袋を渡してきた父は、重ねて言いますが、とても気の毒だった。
自分では辛くてとてもできなかったらしい。
本は諦めて、諦めきれないレコード類を、一生懸命日に干していました。
お父さん、あのレコードどうなったんでせうね。
それから父は懲りたらしく、新しい本棚は二階の自分の部屋に持ちこんだため、やはり床上浸水した東海豪雨では、蔵書に関してはほとんど失わなかったようで、何よりです。
しかし、本というのは重たいので、いつかあの家二階の重さでつぶれる…気がする。
私は、東海豪雨の少し前に、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったサンダル(確かMiuMiuだった)を流されて、あれからもう20年近く経ちますが、未だに、私のあのサンダルどうしたんでせうね、という気分になることが…あります。
ええ、夏のセールで買って、9月の豪雨に流された、あのサンダルですよ。
未だに悔しい…。

棟田博『陸軍いちぜんめし物語』
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